2LDKとは、どのような間取りなのでしょうか?2LDKはレイアウトのバリエーションが豊富で、一人暮らしからファミリーまで対応が可能です。この記事では2LDKの特徴を解説したのち、コンパクトな2LDKから100平米を超える2LDKまで、さまざまな間取り事例をご紹介します。
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2LKDとは、リビング・ダイニング・キッチンに加えて、2つの居室で構成される間取りです。ひとくちに2LDKといっても、キッチンとリビング・ダイニングの位置関係、ルーフバルコニーやクローゼットといった居室以外の構成要素、2つの居室のレイアウトなどによって、住まいの印象や使い勝手は大きく異なってきます。
1LDKから居室がひとつ増えることで、間取りのバリエーションは大幅に広がります。2LDKは一人暮らしからファミリーまで、さまざまな暮らしにフィットする住まいづくりが可能です。
2LDKで一人暮らしをするなら、2つの居室をそれぞれ違う目的の空間にすることができます。例えば片方をリラックスできる寝室に、もう片方を仕事や趣味に没頭できる空間にする、といった具合です。それぞれの居室を、全く違う印象のインテリアにするのもよいですね。
2LDKは居室がふたつあるため、二人暮らしにおすすめの間取りです。食事やくつろぎの時間をLDKで共有し、ひとりになりたい時や就寝時にはそれぞれの居室で過ごすことができるため、パブリックとプライベートを区別してほどよい距離感を保ちながら暮らすことができます。夫婦やカップルであれば、片方の居室を共に眠る寝室にして、もうひとつの居室を書斎や趣味の部屋にする、といった使い方をしているケースが多いようです。
2LDKは、子どもがいる暮らしにも適しています。片方の居室を夫婦の寝室として使い、もうひと部屋は子どもが小さいうちは予備室にしておき、成長に応じて子ども部屋にするケースが多いようです。子どもが2人以上いる家庭では、居室の将来的な使い方(壁を増設する・家具で分けるなど)を想定しておくと良いでしょう。また、ファミリー世帯は持ち物が増えやすいため、収納を重視した住まい選びがおすすめです。
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詳しくはこちら>>こちらは、一人暮らしの2LDKの住まい。パーケット張りのフローリングや壁のモールディングが、シックでヨーロピアンな雰囲気を演出しています。独立キッチンのため散らかりがちな空間がリビング・ダイニング側から見えづらく、生活感のない印象を保ちやすいです。玄関を入ってすぐに入れる居室は、ほかの空間からの独立性が高いため、寝室などプライベートな使い方に適しています。
LDKに隣接する洋室は、引き戸を開放してひと続きの空間として使用することもできます。開けた引き戸がリビング・ダイニング側から見えない配置であり、ハンギングタイプで床にレールがないため、すっきりとした印象です。
(間取り:2LDK/専有面積:47.79平米/家族構成:一人暮らし)
こちらの2LDKも、独立した居室とLDKに隣接する居室で構成されています。キッチンは効率良く作業ができるL字型で、さらにすぐ隣に洗面室があるため、調理と洗濯の同時進行がしやすい家事効率の良い間取りです。
LDKに隣接する居室の引き戸には透明なガラスが入っているため、全部閉めても空間の連続性を保つことができます。
(間取り:2LDK/専有面積:50.40平米/家族構成:二人暮らし)
こちらの2LDKは、それぞれの居室に入る際に必ずLDKを通るレイアウトで、家族のコミュニケーションがはかりやすい住まいです。コンパクトな空間を無駄なく活用できるよう、LDKの一角に扉付きの洗濯機置場を設け、キッチンは壁付けタイプとしています。
南東向きの日当たりの良い角部屋。壁一面に貼った白い南欧風タイルや、木目がナチュラルなフローリングで、あたたかな印象にまとめています。
(間取り:2LDK/専有面積:48.33平米/家族構成:ファミリー)
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詳しくはこちら>>こちらは、セレクトショップ・ユナイテッドアローズ社とのコラボ物件。ウォークインクローゼットとストレージルーム(納戸)のある2LDKです。ストレージルームは2.4畳の広さがあるため、家電やアウトドアグッズなどの大きな物もしっかりと収納することができます。
LDKの一角には、アイアン格子が印象的なガラス張りの居室があります。柱のくぼみを活かした造作デスクと収納があり、書斎や仕事場として使用しやすい空間です。引き戸を閉めても視界が遮られず閉塞感や孤独感がありません。
寝室の隣には、ウォークインクローゼットが設けられています。こちらもアイアン格子のガラス戸のため、お気に入りの衣類や雑貨を見せる収納にして、ショップのような空間を演出することができます。
(間取り:2LDK++WIC+S/専有面積:75.97平米/家族構成:ファミリー)
こちらは、ウォークインクローゼットとシューズインクローゼットのある2LDK。施主さまの「ホームパーティーができる家にしたい」というご希望から、広々としたLDKをつくりました。収納が充実しているので片付いた空間を保ちやすく、安心してゲストを招くことができます。
玄関の奥にあるのは、シューズインクローゼット。土間が続いているため、自転車やベビーカーなどをそのまま仕舞うことができます。窓があり、採光と風通しも良好です。来客時には、扉を閉めてすっきりと隠せます。
(間取り:2LDK++WIC+SIC/専有面積:79.36平米/家族構成:ファミリー)
こちらは、ヴィンテージマンションをリノベーションした2LDKです。玄関の隣にシューズインクローゼット、その隣にはウォークインクローゼットがあります。小さな子どもがいる家庭では、外で使用したおもちゃやベビーカーを室内に持ち込まずに片付けられるスペースがあると重宝します。
LDKの一角を間仕切りすることも検討しましたが、あえて壁を設けず開放的な空間に。小上がりにすることでゾーニングしつつ、床下に収納スペースを確保しています。施主さまの「家具を置きたくない」というご希望から、住まい全体の収納を充実させました。
(間取り:2LDK+WIC+SIC/専有面積:75.00平米/家族構成:ファミリー)
玄関の隣に、ウォークスルークローゼットを設けた2LDKです。クローゼットが居室へつながっているため、帰宅時には玄関〜廊下〜LDKの動線のほか、玄関〜WTC〜居室を通り抜けて洗面室で手を洗う、という動線を描くこともできます。廊下からキッチンにかけて天井までの高さのクローゼットを設けて、充分な収納量を確保しています。
たくさんのゲストを招いてホームパーティーができそうな広々としたLDK。ゲストと家族の動線を分けることができる効率の良い間取りです。
(間取り:2LDK+WTC/専有面積:72.40平米/家族構成:ファミリー)
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詳しくはこちら>>玄関を入った廊下の両側に、居室をレイアウトした2LDKです。住まいの奥には約26.8畳の広々としたLDKが広がっています。ほぼ全体にガスの床暖房が入っているため、寒い冬も快適に過ごすことができます。広さにゆとりがあるため、必要に応じて間仕切り壁を設け、LDKの一角にもうひと部屋つくることも可能です。
ひと続きの開放的なLDKですが、ダイニング側の壁をタイル張りにすることで、空間の雰囲気に変化を付けています。
(間取り:2LDK/専有面積:85.14平米/家族構成:-)
ご夫婦が暮らす、大きなルーフバルコニーのある2LDKです。もともとの間取りは3LDKでしたが、LDKに隣接していた和室を取り込み、約21.0畳の広々とした空間に生まれ変わりました。独立キッチンを移動して対面型に変え、もともとキッチンがあった場所にはウォークインクローゼットを新設しています。
構造の関係上撤去できない壁があり、2つの居室をつなげることができませんでしたが、施主さまによると「将来子ども出来たときのことを想定すると、結果的には良かった。」とのことです。
(間取り:2LDK+WIC/専有面積:75.73平米/家族構成:二人暮らし)
白を基調とした空間に天井とテーブルの木目が映える、印象的な2LDKです。もともとは3LDKの間取りでしたが、居室を減らして2LDKに変え、約20.3畳の伸びやかなLDKが生まれました。
LDKの隣には、ガラスの間仕切りが使用されている居室があります。空間の奥行きを強調して、LDKのバルコニーと居室の窓それぞれから入る自然光をすみずみまで届けます。廊下の奥には2つめの居室があり、北向きの柔らかな光が入り独立性が高いことから寝室にすると快適そうです。
(間取り:2LDK/専有面積:67.96平米/家族構成:二人暮らし)
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詳しくはこちら>>マンションの玄関はコンパクトなタイプが多いですが、こちらは住まいの中心に大きな玄関がある2LDKです。LDKに面する広々とした玄関土間にはお子さまのおもちゃやアウトドアグッズをはじめ、ご主人さまがお持ちのサーフボードもそのまま置くことができます。
玄関框もありきたりな直線ではなく、個性的な流線型を描いています。玄関とLDKの間には背板のないシェルフを配置。緩やかに間仕切りしつつ、収納とディスプレイの役割も果たしています。住まいの奥に2つの居室があり、家族で過ごすパブリック空間と個人が過ごすプライベート空間をはっきりと分けた間取りです。
(間取り:2LDK/専有面積:70.67平米/家族構成:ファミリー)
こちらは、住まいの随所に緑を取り入れた2LDK。室内緑化のプロとコラボした「DREEN DAYS」のリノベーション物件です。玄関のシューズインクローゼットがあるため、土で汚れがちなガーデニンググッズを収納するのに便利そうです。SICが洋室へつながっているため、キッチン側の廊下を通らずに出入りすることもできます。
LDKに隣接するインナーバルコニーは、室内と室外の中間のようなスペース。明るい光と風通しの良さから、植物がよく育ちます。ソファで読書をしたりお茶を飲んだりすれば、時間を忘れてくつろぐことができるはず。
(間取り:2LDK/専有面積:83.19平米/家族構成:ファミリー)
約29平米の大きなルーフバルコニーがある2LDKです。角部屋のため3方向に開口部があり、明るく風通しの良い住まいとなっています。独立型キッチンは、集中して料理や片付けをしたい人や、生活感の出やすい空間をリビング・ダイニングから切り離したい人におすすめです。
高台の住宅街にあるこちらのマンション。バルコニー方向には視界を遮る建物がなく、LDKからは開放感のある風景が広がります。広々としたバルコニーは洗濯物や布団をまとめて干したり、セカンドリビングとして活用したり、さまざまな使い方ができます。
(間取り:2LDK/専有面積:60.70平米/家族構成:ファミリー)
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詳しくはこちら>>こちらは、一般的な2LDKとは一線を画すペントハウス(最上階の特別な住戸)です。玄関を入ると正面にプール付きのテラスを望み、左手に進むとLDKがあります。廊下を右手に進むとラウンジを経由して、その先には浴室や2つの居室がありプライベートな機能が集約されています。
もともとテラスにあった池は、プールに作り変えました。目を引くカラフルな壁は、お気に入りのアーティストに依頼して描いてもらったそうです。寝室側のルーフバルコニーには、トレーニングマシーンを置いて屋外ジムとしています。
カラフルなテラスと対象的に、室内はシックなインテリアにまとめています。キッチンには吊戸棚を設けず、LDK全体をすっきりとした印象に。収納はすべて大型カウンターの下に設け、4台のワインセラーも収めています。
(間取り:2LDK+マルチルーム/専有面積:117平米/家族構成:二人暮らし)
こちらは、住まいの中心に水回りをレイアウトした回遊動線の2LDK。ユナイテッドアローズ社とのコラボ物件です。玄関の大型シューズボックス、廊下の引き出し型収納、寝室奥のウォークインクローゼット、さらに洗面室の傍らにもクローゼットがあり、衣装持ちやコレクターの人も安心できる収納量を確保しています。
もともとは事務所として使用されていたため、暮らしに必要な水回りの設備はすべて新設しました。明るい光のなかに重厚感のあるキッチンが佇み、都心の喧騒を忘れそうな静かな空気が流れています。
(間取り:2LDK+WIC+SIC/専有面積:94.80平米/家族構成:二人暮らし)
シューズクロークとウォークインクローゼットのある、広々2LDKです。施主さまはご夫婦+お子さま1人のファミリーですが、将来的に4人家族になっても大丈夫なように間取りをプランニングしています。キッチンに配置した洗濯機置き場、キッチンから直接クローゼットに出入りできる動線など、忙しい子育て世帯でも家事がしやすい工夫が盛り込まれています。
玄関横のシューズクロークは、ベビーカーや自転車もそのまま仕舞えるスペース。ハンガーバーを設けているため、脱いだコートなどを室内に持ち込まずに掛けておくことができます。
(間取り:2LDK+WIC+SIC/専有面積:99.6平米/家族構成:ファミリー)
100平米を超えるビンテージマンションの2LDK事例です。もともとは3LDKでしたが、間取りを見直して1部屋をウォークインクローゼットと玄関のシューズボックスに作り変えました。
キッチンは作業効率の良いコの字型の対面タイプ。LDKは約30畳とかなりの余裕があります。ゆるやかなクランク型のため、ひとつながりの空間でありながら、リビングとダイニングのゾーニングが自然にできる間取りです。
(間取り:2LDK+WIC/専有面積:100.38平米/家族構成:二人暮らし)
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詳しくはこちら>>さまざまな2LDKのレイアウト事例を間取りとともにご紹介しました。家族構成や暮らし方によって、使いやすい居室のレイアウトやクローゼットの収納量は変わってきます。将来的に家族が増える可能性がある場合は、子ども部屋をどうするのか考えておくとよいでしょう。