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和モダンの魅力とは?リノベーション事例12選やおしゃれな部屋にするポイントも!

和モダンリノベーションで住まいに和の要素を取り入れるには、純和風の和室を作るほか、和モダンテイストを採用するという選択肢もあります。それでは、和モダンとはどのようなインテリアテイストなのでしょうか?この記事では、和モダンの特徴や構成のポイントのほか、実際に和モダンにリノベーションした事例をご紹介します。

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■和モダンとは?

和は「日本」、モダンは「現代的」という意味。つまり和モダンとは、日本の伝統的な住まいの要素と現代的なデザイン・機能性とが共存するインテリアを指します。

「い草」でできた畳や和紙を貼った障子など、自然素材をふんだんに使用した和室には、日本人をほっとさせる安心感があります。しかし、ベッドや高い椅子・テーブルが普及した現代のライフスタイルには合わない部分があることも事実。和モダンの住まいなら、和と洋の「いいとこ取り」ができるのです。

特に、古民家など、もともと日本の建物をリノベーションする場合は、和モダンのインテリアを構成しやすいです。柱・梁・建具など和の要素をそのまま活かすことで、新築住宅にはない趣のある空間を実現できます。

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■和モダンの魅力とは?

和の住まいに現代的なデザインをミックスした和モダンテイスト。どのような魅力があるのでしょうか。

・和と洋の比率で印象が変わる

ひとくちに和モダンといっても、インテリアのバリエーションはさまざまです。和と洋の比率によっても、印象は大きく変わってきます。例えば、日本は畳に直接座り布団で眠る床の生活、一方欧米は椅子に座りベッドで眠る視線が高めの生活です。そのため、低めのテーブルやソファを採用すると、和の雰囲気が強くなりやすいです。

日本の古民家では囲炉裏の煙に燻されて、梁や柱が黒に近いダークブラウンになります。また壁は白い漆喰の左官壁が多いです。そんな古民家をイメージして、ダークブラウンの建具と白い壁を組み合わせると、コントラストが強く洗練された印象の強い和モダンインテリアになります。

また、和室の柱や天井材に多く使用されるのは、白木と呼ばれる無塗装の木材です。そんな和室のようにライトブラウンの建具を採用した和モダンインテリアは、暖かく優しいナチュラルテイストの雰囲気になります。

・北欧デザインなど他のテイストとも合わせやすい

シンプルな和モダンのインテリアは、ほかのテイストともコーディネートしやすいです。例えば、北欧の銘品家具や、アールデコ調の家具などもよく合うでしょう。

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■和モダンに部屋をリノベーションする際のポイントは?

次のようなポイントに気をつけてリノベーションすると、より魅力のある和モダンな住まいに近づきます。

・和の素材感を大切にする

リノベーションで床・天井・壁などに自然素材を取り入れると、温もり感のある和モダンな空間になります。代表的な自然素材は、無垢材や漆喰、珪藻土、和紙。コテむらが美しい左官の塗り壁、光を透かす和紙の照明器具、モダンな印象の置き畳などの取り入れ方があります。テキスタイルに、日本刺繍や絹織物などを採用するのも素敵です。

・日本の伝統色を加える

トーンを抑えたモダンな空間に日本の伝統色を加えると、洗練された和モダンのインテリアになるでしょう。漆のような朱赤・墨色(チャコールグレー)・抹茶色・茄子紺・山吹色など、印象的でありながら派手すぎない落ち着いた色味があります。

・畳を取り入れる

畳スペースをつくると、ぐんと和の雰囲気が増します。直に座れる柔らかい床材なので、ごろんと寝転んでくつろいだり、赤ちゃんのお昼寝スペースや子供の遊び場にしたりと大活躍。洗濯物を畳むスペース、来客用スペース、寝室、病気のときの療養部屋などさまざまな用途があります。和モダンを目指すなら、縁なし畳・正方形の琉球畳・モノトーンの畳など、現代風のインテリアに馴染みやすい畳を選ぶのもおすすめです。

・障子を設置する

和モダンな家では洋風のドアだけでなく、障子や襖で部屋を間仕切りすることもあります。障子はドアと違って、ほどよく視線を遮りつつ、光は通すのが特徴です。空間をしっかりと区切らずに、ほんのり人の気配や光を感じたい場所に使うとよいでしょう。また障子にはさまざまな枠のデザインがあるので、インテリアのポイントとして使われることもあります。

・ドアを引き戸にしたりデザインを変える

開き戸は洋風な印象、引き戸は和風な印象の強い建具です。障子だと和の要素が強すぎる場合、ドアを開き戸から引き戸にするだけでも和の雰囲気が増します。また引き戸は開閉の動作がシンプルなので、お子様や高齢の方、車椅子の方にも使いやすいというメリットも。ガラスの引き戸で採光をとったり、温もり感のある木の扉にしたりと、リノベーションで建具のデザインを変えることもあります。

・和テイストの照明に変更する


和紙・竹・木・麻などの自然素材を使った照明に変えると、和の要素が強くなります。ペンダントライトを吊るしたり、床の前を照らしたりと、照明で和の見せ場をつくってみましょう。和モダンのお部屋では強すぎる照明ではなく、落ち着いた明るさの照明を選ぶのがポイント。柔らかな光が漏れる和紙のシェードや、編み込んだ模様の影を楽しめる竹のシェードなど、お気に入りの照明を見つけてみてください。

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■和モダンのリノベーション事例12選

・旅館のような和モダンにリノベーション

リノベーション費用:2,000万円
住宅の種類:マンション
築年数:37年
施工日数:2ヶ月

1LDKのマンションを、まるで旅館のような和モダンの住まいにリノベーションした事例です。LDKの天井に設置された格子が間接照明のやわらかな光で浮かび上がり、ドラマチックな印象です。壁の仕上げ材に採用したのは日本古来の屋根材「いぶし瓦」、保温効果があり温度を快適に整える効果があるのだとか。そのほか調湿効果のある大谷石など、日本生まれの自然素材をふんだんに使用し、ラグジュアリーな和モダンの空間となっています。

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・築90年の古民家を和モダンにリノベーション

リノベーション費用:約2,600万円
住宅の種類:戸建て住宅
築年数:90年
施工日数:−

ご結婚を機に、築90年の古民家をフルリフォームした事例。建て替えも検討しましたが、これだけ立派な建物は残すべきという奥さまの思いもあり、古民家再生に踏み切ったそうです。

天井を取り払い古民家ならではの立派な梁が現しとなった、開放的なダイニング・キッチン。純和風の建具はそのまま活用し、アイランドキッチンの色は古材に合わせてダークブラウンをセレクト。ライトブラウンのフローリングに、ダークブラウンと白い壁のコントラストが良く映える和モダンの空間です。

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・日本家屋を和モダンにリノベーション

リノベーション費用:−
住宅の種類:戸建て住宅
築年数:約50年
施工日数:−

ご両親から受け継いだ住まいを、和モダンにリノベーションした事例です。
築50年と老朽化が進んでいたため耐震補強を施し、間取りを見直して部屋数を減らしています。本格的な日本建築の面影とモダンな機能性が調和した住まいに生まれ変わりました。

家族で対話しやすいように、壁付けキッチンを対面型に配置変更。フローリングは古材と合わせたダークブランを選択し、落ち着いた雰囲気です。23畳以上の広々としたLDKは、古い柱と梁が空間のアクセントとなっており、ナチュラルインテリアと和が調和しています。

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・シックな和モダンにリノベーション

リノベーション費用:3,200万円
住宅の種類:戸建て住宅
築年数:−
施工日数:−

古民家を和モダンの住まいにフルリフォームした事例です。現しとなった柱や梁が、クラシックモダンな家具と調和しています。LDKの吹き抜けを見上げると、そこには重厚な梁と縦格子が和の趣を演出。古材の色に合わせたウォルナットのフローリング、そのほか家具や建具もダークトーンでまとめられ、シックな印象です。熱の出入りが大きい窓はペアガラスに変更することで、断熱性を向上しています。

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・中古住宅を購入して和モダンリノベーション

リノベーション費用:2,550万円
住宅の種類:戸建て住宅
築年数:−
施工日数:−

中古住宅を購入し、フルリフォームした事例です。2間の和室をつなげ、対面キッチンのモダンなLDKにリノベーション。木目が美しいチークのフローリングに、床暖房を入れて快適性を向上しています。押入れだった部分には整然と並ぶ4つの窓を設置して、風通しと採光を確保。隣には書院造の和室があり、襖を開放すれば伸びやかな大空間になります。純和風の建築と現代的なLDKが調和する和モダンの住まいです。

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・格子が印象的な和モダンのゲストルーム

自宅の一部を和モダンにリフォームした事例です。戸建てのご自宅をリノベーションした施主さま。お客様を迎えることが多いため、それまで活用していなかった居室を、和モダンをコンセプトとしたゲストルームに改装しました。

この空間で目を引くのは、ダークブラウンの格子。もともとお持ちだった軽井沢彫の家具とマッチして、レトロロマンの雰囲気を醸し出しています。壁と天井には国産の珪藻土の塗り壁、床材には木目が味わい深い孟宗竹のフローリングを採用。廊下の壁にはニッチを設け、掛け軸や小物を飾れるようにしています。

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・築100年の旧家を和モダンにリノベーション

リノベーション費用:300万円
住宅の種類:戸建て住宅
築年数:100年
施工日数:−

築100年のご実家をリノベーションした事例です。歴史を感じさせる旧家の面影を残しながら、和モダンの落ち着いた住まいに生まれ変わりました。現しとなった柱と梁が、空間のアクセントとなるとともに、リビングとダイニングを緩やかにゾーニングしています。

土間だった場所をLDKに変更し、かつて使用されていた竈(かまど)は、インテリアとして再利用。ダイニングの上部は吹き抜けとなっており、優しい光を届けます。

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・マンションに和モダンのエッセンスをプラス

リノベーション費用:−
住宅の種類:マンション
築年数:−
施工日数:−

マンションリノベーションで和モダンの要素を取り入れた事例。定年を機に住み替えも検討しましたが、住み慣れたマンションをリフォームすることにしたそうです。

和室を取り込み拡大したリビングの床には、木目が美しい無垢のバンブーを採用しました。構造上撤去できない梁にはあえて木を貼り、古民家の梁のように存在感を強調。シンプルにまとまりがちなマンションのインテリアで、空間のアクセントとなっています。古材を連想するダークブラウンの建具で、白を基調とした空間感を引き締めており、和モダンのなかでもモダンの要素が強めの印象です。

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・純和風から和モダンへリノベーション

リノベーション費用:−
住宅の種類:戸建て住宅
築年数:−
施工日数:−

純和風の戸建てを和モダンにリノベーションした事例です。和室ばかりで使いづらかったという間取りを見直し、段差のないバリアフリーの住まいに。LDKのフローリングには自然な木目が印象的なウォルナットを採用。ダークな色味でまとめた家具や建具を、ダウンライトが優しく照らす、重厚感のある空間です。キッチンの隣に設けた小上がりの畳スペースには、モダンな印象の琉球畳を採用。和を感じさせる縦格子の建具が、くつろぎの空間のアクセントとなっています。

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・月見スペースがある和モダンの小上がり

リノベーション費用:2,960万円
住宅の種類:戸建て住宅
築年数:−
施工日数:−

ダイニングの横に、小上がりの和室を設けたリノベーション事例。縁のない畳や、貼り分けたアクセントクロスがモダンな印象です。足元に設けられた地窓によりやわらかな採光を確保。ダイニング側から奥まった一角には月見スペースと、床柱を再利用して造作したテーブルを設け、書斎のようなプライベート感のある空間となっています。ダイニングに面する障子を閉めれば独立した居室になるため、ゲストルームとしても使用できるフレキシブルな空間です。

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・重厚な梁を活かした和モダンリフォーム

リノベーション費用:−
住宅の種類:戸建て住宅
築年数:70年以上
施工日数:−

築70年の古民家を和モダンにフルリフォームした事例です。冷暖房効率が悪く光熱費がかさんでいましたが、最新の住宅設備により暖かく快適な住まいに。床暖房や太陽光発電も採用しています。

ダイニング・キッチンの天井には、目を見張るような重厚な梁。もともと小屋裏収納だった場所の天井を撤去して、伸びやかな吹き抜けにしています。フローリングや建具はライトブラウンで統一して、住まい全体が明るい印象です。もともとあった梁や窓をそのまま活かし、シンプルな和モダンの空間に生まれ変わりました。

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・普通の和室を和モダンな旅館風に

最後に、一般的な和室を、おしゃれな和モダン風にリノベーションした事例のBefore&Afterをご紹介します。

【Before】

和モダンリノベーション前の画像

リノベーション前は、どこのマンションでもよく見られるオーソドックスな和室。一般的なフチのある長方形の畳で、障子も昔ながらの色やデザインです。和室ならではの落ち着き感はありますが、特に目立っておしゃれという印象はないかもしれません。

【After】

和モダンリノベーション後の画像

リノベーション費用:−
住宅の種類:マンション
築年月:昭和58年9月
施工日数:−

普通の和室が、リノベーションで高級旅館のような和モダンスタイルに一変。
畳はスッキリとしたフチなし正方形に。壁や天井、床をダークな色合いで統一したことで、落ち着く空間になりました。昔ながらの縁側を意識して、一部分を板張りにしたのもポイントです。

建具選びにも、和モダンに近づくポイントが。リノベーション前はオーソドックスな障子でしたが、和モダンに合うシンプルなロールカーテンに。「昔ながらの和室」の雰囲気を軽くしながら、光もほどよく取り入れています。

リビングとの間仕切りも、一般的な襖ではなく、和モダンな縦格子をチョイス。ダークカラーが、空間をキリッと引き締めて、メリハリのあるコーディネートになっています。

照明はシンプルなダウンライトと、インテリアのアクセントになる和風のフロアスタンドライト。陰影ができることで、おしゃれな雰囲気をワンランクアップさせています。

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■和モダンリノベーションの費用相場は?

家全体を和モダンにフルリノベーションする場合、住宅の種類や広さによって費用相場が変わってきます。また使用する水回り設備や内装のグレードなどによっても、費用に幅がでてくるでしょう。こちらは、マンションと戸建てのフルリノベーションをするときの費用相場を、広さ別にまとめた表です。

対象マンション戸建て
単身者向け:40㎡約400〜800万円
DINKS向け:60㎡約700〜1,100万円約1,000〜1,400万円
ファミリー向け:80㎡約900〜1,300万円約1,200〜1,600万円
ファミリー向け:100㎡約1,000〜1,600万円約1,300〜1,800万円

戸建て住宅では内装や設備だけでなく、外壁や窓などにも工事をしなければなりません。そのため同じ広さのマンションに比べて、リノベーション費用は高めになることが多いでしょう。

また壁や床に和モダン要素を取り入れるなど、部分的にリノベーションするケースもあります。その場合は、施工内容によって費用が変わります。下表は和モダンリノベーションでよく行われる施工内容と費用相場です。

施工内容費用相場
フローリングの張り替え(6畳)約10〜15万円
フローリング→畳に変更(6畳)約7〜20万円
壁に珪藻土・漆喰を塗る(6畳)約8〜16万円
開き戸→引き戸に変更約10〜50万円
間接照明の設置約5〜15万円

実際のリノベーション費用は、施工範囲や使用する部材によってさまざま。今回ご紹介した費用は、あくまでも目安としてお考えください。

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■まとめ

和モダンリノベーションの特徴やインテリア作りのポイント、リフォーム実例をご紹介しました。自然の素材感を活かした和の要素を取り入れ、作り込みすぎないシンプルな構成にすることで、品のある和モダンのインテリアになります。ほかのテイストとも合わせやすいのでおすすめです。

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編集者: マイリノジャーナル編集部
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