和モダンリビングの作り方とは?おしゃれでスタイリッシュなインテリア実例を解説

和モダンリビングは、現代的な洋室に和の要素が融合された、落ち着きのある洗練されたリビングです。スタイリッシュでおしゃれな和モダンリビングを実現するには、いくつかのコツがあります。

今回は和モダンリビングの作るためのポイントや家具などのインテリアの選び方を抑えたうえで、和モダンリビングを実現したリノベーション事例をご紹介します。

こんな方におすすめの記事です
  • リビングを和モダンのインテリアスタイルにしたい方
  • マンションでも落ち着きのある和の空間を作りたい方
  • スタイリッシュな和モダンインテリアに興味をお持ちの方
  • 和モダンのリビングをリノベーションによって実現したい方

■結論|和モダンリビングは“和の素材感”と“現代的な余白”で作れます

和モダンリビングとは、現代的な洋室に和の要素を取り入れたインテリアスタイルによるリビングを指し、落ち着きのある洗練された空間です。

和モダンリビングをおしゃれに見せるには、木や和紙、畳などの自然素材を取り入れて質感にこだわることや使用する色数を抑えること、間接照明によって非日常感を演出すること、そしてゆとりある家具配置によって空間に余白を残すことがポイントです。

また、和モダンリビングに和室は必須ではなく、マンションでも実現できます。リビングの一角に畳の小上がりや畳コーナーを設けると、和のくつろぎのスペースをつくれます。リノベーションで壁面収納を設置すると、生活感を抑えたミニマムな空間づくりにつながります。

CONTENTS

■和モダンリビングとは?

和モダンリビングとは?

和モダンリビングとは、現代的で都会的な洋室に和の要素を取り入れたリビングです。和モダンリビングには、必ずしも和室が必要なわけではありません。障子や襖、格子、畳といった和の要素を取り入れながら、現代的なデザインの家具や照明器具と組み合わせることで、落ち着きのある洗練されたリビング空間にまとめます。装飾を抑えたシンプルでミニマムな空間でもあります。

また、和モダンリビングには木や竹、和紙、漆喰といった自然素材を用いるのも特徴です。床座に目線の高さが近い背の低い家具を中心にまとめ、余白を残した空間構成とします。

・和風リビングとの違い

洋室に和の要素を取り入れたリビングのスタイルは、和モダン以外に和風リビングもあります。和風リビングは、日本家屋の伝統的な和の要素を取り入れたスタイルのほか、和の柄の壁紙を使った空間など、和の要素が入った空間を幅広く指す概念です。

これに対して和モダンリビングは、和の要素と現代的な要素が融合したスタイルであり、空間の余白を重視しているという点が異なります。

端的にいえば、和風リビングの方が伝統的な要素が強く、和モダンリビングはモダンな要素が強い洗練された空間です。

・スタイリッシュ和モダンとは?

スタイリッシュ和モダンとは、和モダンインテリアのなかでも都会的で現代的な要素を高めた、モダンでシンプルなインテリアスタイルです。和モダンでは木などのナチュラルカラーや白が用いられることが多いですが、黒やグレー、白といったモノトーンカラーを取り入れます。

また、素材の面では、無垢材などの木や珪藻土のほか、クールな印象を与える石などの天然素材を用います。家具は直線的で背の低いものを中心に選定し、すっきりと洗練された印象にまとめるのが特徴です。

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■和モダンリビングが人気の理由

和モダンリビングが人気の理由

和モダンリビングは昨今では人気を集めていますが、高級感のある落ち着いて過ごせる空間をつくれることや、年代を問わず長く愛されやすいことが魅力です。和モダンリビングは自然素材の質感のよさや落ち着いた色合い、格子の凛としたたたずまい、間接照明による非日常感などが高級感を感じさせます。和の要素とモダンな要素を融合したシンプルでミニマムな空間は飽きが気にくく、愛着を持って長く使い続けやすいといえます。

また、和の要素のある住まいには和室が必要だと思われることもありますが、和モダンリビングには必ずしも和室は必須ではありません。和モダンリビングは和室のないマンションの洋の空間にも、無理なく取り入れやすいです。

・理由1:高級感のある落ち着く空間をつくれる

和モダンリビングは、高級旅館を彷彿させるような居心地がよく、落ち着きある空間をとなることが魅力です。

和モダンリビングでは、無垢材などの木や竹、和紙、漆喰、珪藻土といった自然素材を用いるため、素材感のよさが感じられる上質な空間となります。自然素材を用いた、色数を抑えたシンプルな空間は、温もりのある落ち着いた空間でもあります。

また、間接照明を取り入れることで陰影が生まれ、非日常感のあるリラックスして過ごせるリビングをつくれます。

・理由2:マンションのリビングにも取り入れやすい

和モダンリビングは和室のないマンションのリビングでも、和の素材の内装材や、和のデザインの建具や家具、照明器具を用いて、取り入れやすいのも特徴です。

たとえば、ダイニングには和紙などを用いた和のデザインのペンダントライトを設置し、フォーカルポイントにします。ダイニングセットやソファ、ローテーブル、テレビ台などはロースタイルの木製の家具でまとめます。建具を引き戸にして、窓まわりなどに障子を用いると、和の雰囲気が高まります。

・理由3:年代を問わず長く愛されやすい

和モダンリビングは馴染みのある和の要素を活かしていることに加えて、装飾を抑えたシンプルなインテリアスタイルのため、流行に左右されにくいことも魅力です。世代を超えて愛され続けやすい普遍的なインテリアスタイルです。ミニマムなインテリアスタイルがトレンドとなっていることからも、人気があります。

無垢材や漆喰といった自然素材を用いているため、経年変化による味わい深い趣も楽しめるなど、長く愛着を持ち続けやすいのも特徴です。

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■和モダンリビングを作る5つのポイント

和モダンリビングを作る5つのポイント

和モダンリビングは洋の現代的な空間に和の要素を取り入れるため、「コーディネートをするのは難しいのでは?」と感じるかもしれません。しかし、和モダンリビングのインテリアにはセオリーがあります。

和モダンリビングをつくるためのポイントとして、次の5つ点が挙げられます。

・木・畳・和紙など自然素材を取り入れる
・低めの家具で落ち着いた印象にする
・色数を抑えて統一感を出す
・格子・障子・室内窓で和の要素を加える
・間接照明で陰影を演出する

和モダンリビングでは、自然素材を用いることや使用する色数を抑えることが、上質な空間づくりにつながり、間接照明によって非日常感が演出できます。格子や障子は和を感じさせる要素であり、床座の目線に近いロースタイルの家具でまとめることも大切です。

この5つのポイントについて、それぞれ詳しくみていきます。

・ポイント1:木・畳・和紙など自然素材を取り入れる

和モダンリビングらしさを演出するためには、無垢材などの木や竹、和紙、漆喰、珪藻土、畳、石といった自然素材を取り入れ、素材感を大切にするのがポイントです。

たとえば、木目調にプリントされたシートを用いたフローリングや壁紙、あるいは家具などと、本物の木を使ったものでは見た目は似ていても、風合いには違いがあります。自然素材を用いることで、温もりを感じられる空間をつくれるほか、経年変化による風合いの変化を楽しんでいけます。

また、素材感のよさは、上質で高級感を感じさせる空間づくりに欠かせない要素でもあります。

・ポイント2:低めの家具で落ち着いた印象にする

和モダンリビングでは、和室の床座の目線をイメージして、ローソファやローテーブルなどのロースタイルの家具で統一するのが基本です。テレビ台もローソファに座ったときに、目線の高さが合う低めのものを選びます。

一つの空間に背の高い家具と低い家具が混在すると、バランスがとりにくいことからも、リビングダイニング全体を収納を含め、低めの家具でまとめましょう。

リビングダイニングの家具を低めの家具で統一することで、落ちついた印象となります。さらに、天井方向に余白が生まれて、空間がすっきりとして見えるという効果もあります。

・ポイント3:色数を抑えて統一感を出す

和モダンリビングは鮮やかな色の使用は避けて、色数を抑えて統一感を出すのもポイントです。

ベースカラーには白やアイボリー、ベージュなどの淡い色が向いています。白で抜け感を出してナチュラルなカラーでまとめたコーディネートは、軽やかで洗練された和モダンの空間となります。

一方で、アクセントカラーとして、ダークブラウンやグレー、ブラックなどを用いると、木の温もりある空間を引き締めて、モダンな雰囲気が醸し出されます。あるいは、藍色やえんじ色、からし色などをアクセントカラーとした場合には、和の雰囲気が高まります。

・ポイント4:格子・障子・室内窓で和の要素を加える

和モダンリビングには建具や間仕切り、窓周りなどに格子や障子といった、和を彷彿させる要素を加えるのもポイントです。

建具はドアよりも引き戸が向いており、格子は和の感じさせるデザインです。格子は空間を緩やかに仕切る間仕切りにも用いることができます。

障子をリビングの窓まわりに用いると、和紙から柔らかな光が差し込みます。和モダンリビングには、桟の数が少ない荒組障子を用いると、モダンな雰囲気を演出できます。

また、リノベーションで室内窓を設置するときにも、格子や障子と組みわせることで、和の要素を強められます。

・ポイント5:間接照明で陰影を演出する

和モダンリビングでは天井に主照明を一つだけつけるのではなく、多灯分散照明による陰影ある空間をつくります。主照明のほかに、フロアスタンドで壁面を照らし、間接照明の柔らかな光を灯し、リラックスして過ごせる非日常感のある空間を演出します。あるいはリノベーションでは、壁や天井に照明器具を埋め込む建築化照明という方法もあります。

また、和モダンリビングでは落ち着きある空間を演出するため、明るすぎる照明は不向きです。パソコンなどの作業を行う場合には、シーンに応じて明るさを切り替えられるように、調光できるタイプの照明がおすすめです。

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■スタイリッシュ和モダンリビングにするコツ

スタイリッシュ和モダンリビングにするコツ

スタイリッシュ和モダンとは、和モダンのなかでもモダンの要素を強めた、シックで都会的なインテリアスタイルです。和モダンと一言でいっても幅広く、和の要素を取り入れたナチュラルテイストの和モダンや、和モダンと北欧モダンを融合したミニマムなジャパンディ、あるいはレトロモダンやヴィンテージモダン寄りの和モダンなどもあります。

スタイリッシュ和モダンは、グレーや黒をアクセントに用いたカラーコーディネートが基本です。直線的なデザインの家具で構成し、洗練された印象にまとめます。また、壁面収納などを設けることで生活感をできる限り排除し、厳選して飾ったアートや小物などを引き立てるのもポイントです。

スタイリッシュ和モダンは、和モダンのなかでもクールな印象を与える、よりカッコよさを追求したインテリアスタイルともいえます。

・コツ1:黒やグレーをアクセントに使う

スタイリッシュ和モダンでは、家具の張地や小物などにアクセントの黒やグレーを用いることで空間を引き締め、洗練された印象をつくります。

空間全体が暗くなりすぎないようにするためには、黒やグレーのボリュームを大きくし過ぎないことが大切です。白をベースカラーとして、グレーと黒をアクセントカラーにしたモノトーンのコーディネートは、抜け感が生まれ空間の広がりも感じられます。

また、間接照明による陰影も、空間にメリハリをもたらします。

・コツ2:直線的な家具を選ぶ

スタイリッシュ和モダンでは、すっきりした直線ラインの家具を選ぶことで、モダンな印象が強くなります。和モダンの家具には丸をモチーフとしたものもあります。リビングダイニングのダイニングセットやソファ、ローテーブル、テレビ台やサイドボードなどは、直線的なデザインの家具で統一しましょう。

また、ソファやテレビ台、サイドボードなどは金属脚のタイプを選ぶと、よりモダンな要素が強くなるとともに、軽やかな印象が生まれます。

・コツ3:生活感を隠すための収納を作る

オープンラックなどに日用雑貨を収納して生活感が出てしまうと、スタイリッシュ和モダンならではの洗練された雰囲気が損なわれてしまいます。また、壁面収納などにすっきりと収めることで、空間に余白が生まれます。

そのため、扉のない見せる収納と扉付きの隠す収納に分けて、収納計画を立てることが大切です。生活感の出やすい日用雑貨は、基本的に隠す収納に収めます。オープンラックなどの見せる収納にしまう場合には、カゴやボックスなどを用いるようにしましょう。

・コツ4:厳選したアートや小物を飾る

スタイリッシュ和モダンのリビングには、多くのアートや小物を飾るのは避け、厳選したアイテムを飾るのもポイントです。空間の余白がモダンでスタイリッシュな雰囲気を醸し出すためです。

陶器やオブジェなどは、小ぶりのものを複数飾るよりも、大きめのものをディスプレイする方が向いています。掛け軸風のタペストリーや縦長の額装などのアートは、和モダンの雰囲気を高めるアイテムです。縦長の額装を2つ並べて飾るという方法もあります。また、観葉植物はガジュマルやシュロチクなどが向いています。

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■和モダンリビングに合うインテリア・家具の選び方

和モダンリビングに合うインテリア・家具の選び方

和モダンリビングは現代的で洋室に和の要素を取り入れたスタイルのため、家具などのインテリアを選ぶときには、和の要素の取り入れ方がポイントとなります。伝統的な和のアイテムは、和モダンリビングには合わないことがあります。

和モダンリビングには、ローソファや木製ローテーブルといった重心の低い家具が向いています。畳は和の雰囲気を高める要素であり、ラグも選び方次第で和モダンリビングに合います。

ペンダントライトは、和モダンリビングのフォーカルポイントとなるアイテムです。また、フロアスタンドなどを用いた間接照明によって陰影をつくり、非日常感を演出します。

このほかに建具は格子戸や障子戸といった引き戸が向いています。

和モダンリビングに合う、ローソファや木製ローテーブル、ラグや畳、照明、建具などの選び方についてまとめました。

・アイテム1:ローソファ

和モダンリビングのソファは、座面の高さが低いローソファが基本です。重心が低いローソファは、床座で過ごす場合と目線の高さが近くなります。また、ローソファは背もたれの高さも低いことから視線が通りやすく、天井方向に余白も生まれます。

木枠のフレームや肘掛のついたローソファのなかには、和のデザインのものもあります。木枠のフレームや肘掛のない革張りや布張りのローソファは、モダンな要素を強めたい場合に向いています。

・アイテム2:木製ローテーブル

和モダンリビングのリビングテーブルは、木製ローテーブルが向いています。木製のローテーブルは温もりある雰囲気を演出できます。

無垢材のローテーブルを用いる場合は、フローリングに合わせて樹種を選ぶのがポイントです。ナチュラルな空間には、メープルやオーク、ナラ、タモなどが向いています。フローリングに赤みがある色合いの場合に向いているのは、チェリーです。

また、ガラステーブルを用いると抜け感が生まれますが、フレームや脚が木のタイプを選ぶと調和がとれます。

・アイテム3:ラグ・畳・置き畳

リビングの床材がフローリングであっても、畳やラグで和の要素をプラスすることは可能です。

リビングに畳を取り入れるには、リノベーションで畳敷きの小上がりを設ける方法のほか、リビングの一角に置き畳を敷く方法があります。和モダンリビングに合うのは縁なし畳や畳縁が無地のタイプです。い草ラグを敷くと、畳に近い雰囲気を演出できます。

一般的なラグで和モダンリビングに向いているのは、毛足が短いタイプです。アイボリーやベージュなどのニュートラルカラーのものが和モダンの空間に合います。

・アイテム4:間接照明・ペンダントライト

ダイニング、もしくはリビングに和紙や木、竹などを用いた和のデザインのペンダントライトを用いると、和モダンらしい雰囲気が生まれます。ただし、ペンダントライトでは必要な明るさをまかないことがあり、リノベーションを行う場合にはダウンライトなどを補助照明として設置します。

また、間接照明はフロアライトなどで、壁の低い位置を照らすのがおすすめです。ロースタイルの家具にあった低い重心の光により、くつろげる雰囲気を演出できます。

・アイテム5:格子・障子風の建具

和モダンの空間の建具は引き戸が合います。なかでも和モダンの雰囲気を高めるのは、格子戸や障子戸です。格子戸も障子戸も、隣室とゆるやかなつながりが生まれる建具です。

格子戸は光や風が隣室に抜けるため、リビングとマンションなどの窓のない居室や玄関との仕切りに向いています。視線も抜けることから、空間の広がりも感じられます。また、和紙の代わりにすりガラスやポリカーボネートを用いた障子戸は、隣室へ光が柔らかに伝わります。

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■狭いリビングを和モダンにするコツ

狭いリビングを和モダンにするコツ

和モダンは、狭いリビングにも向いたインテリアスタイルです。和モダンリビングは、ローソファなどの低い家具でまとめるため、天井方向に余白が生まれ、空間に抜け感が生まれることから、広がりが感じられます。

狭いリビングの空間に広がりを持たせるには、隣室との間の建具を格子戸にし、視線が通るようにするといった方法もあります。

また、狭いリビングを和モダンの空間にするには、明るく淡いカラーをベースカラーとするなど、圧迫感を生じさせないカラーコーディネートにすることが大切です。生活感を抑えたミニマムな空間にするために、壁面収納の設置が有効です。

こうした狭いリビングを和モダンにするときのコツのなかから、3つの方法をまとめました。

・方法1:低い家具を選び視線が抜けるようにする

狭いリビングを和モダンの空間にするときは、ロースタイルの家具を選ぶという和モダンインテリアの基本を守りましょう。リビングダイニング全体を低めの家具でまとめることで視線が通りやすくなり、空間に広がりが感じられます。

また、家具のデザインによっても抜け感が生まれます。収納家具に格子のデザインを取り入れる、収納家具やソファは脚のあるタイプを選ぶ、ローテーブルはガラスが使われているものを選ぶといった方法が挙げられます。

・方法2:明るい淡色をベースカラーにして色数を抑える

多くの色数を使っていたり、明度が低い暗い色や彩度が高い鮮やかな色を広い面積に使っていたりすると、圧迫感が生じてしまいがちです。そのため、狭いリビングを和モダンの空間にするときには、明るい淡色をベースカラーにして色数を抑えましょう。

ベースカラーに向いているのは、白やアイボリー、ベージュなどのカラーです。空間を引き締めるために用いるグレーや黒、ダークブラウンなどのアクセントカラーは、小物やクッションなどに用います。

・方法3:壁面収納を設置する

和モダンリビングは装飾を抑えたシンプルでミニマムな空間です。生活感をできる限り抑えるためには、日用品などは扉のある隠す収納にしまうのが向いています。

そこで、リビングに壁面収納を設置すると、限られたスペースを効率よく使えます。壁面収納の設置によって、床面を広く使えるようになるというメリットも生まれます。あるいは壁面収納の一部を扉のない見せる収納にして、ディスプレイスペースにするというアイデアもあります。

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■マンションリノベーションで和モダンリビングを作るポイント

マンションリノベーションで和モダンリビングを作るポイント

マンションのリノベーションでは、管理組合による管理規約や構造上の制約があるケースを除いて、自由に間取りを変えたり、内装材や建具を一新したりすることが可能です。

リビングダイニングと隣接する和室などの間の壁を撤去して一体化するほか、躯体の状態まで解体するスケルトンリノベーションによって、リビングダイニングだけではなく、間取りを一から変えることもできます。

既存の間取りでは和室が設けられていたケースでも、あえて和室をなくしたうえで、和モダンインテリアに変えることもあります。

リノベーションをすることで、家具や照明器具、窓まわりのカーテンなどを変える場合よりも、理想の和モダンリビングを実現できます。

マンションのリノベーションで和モダンリビングをつくるときの間取りや畳の取り入れ方、内装、照明などのポイントをまとめました。

・ポイント1:既存の和室をリビングに取り込む

マンションのリノベーションでは、リビングダイニングに隣接する和室を一体化して、広々とした空間を実現する方法がよくとられています。独立した部屋として使いにくい中和室をリビングダイニングと一体化するケースのほか、バルコニーに面した和室を取り込む例もみられます。

和室を一体化した広々としたリビングダイニングは開放感があり、家族が集まりやすい、友人を招いてホームパーティーがしやすいといったメリットがあります。

また、畳の上に座る和室よりも、ソファやイージーチェアを置いたリビングの方が、立ち座りのときの足腰の負担を軽減できます。

・ポイント2:小上がりや畳スペースを設ける

リビングダイニングにくつろぎのためのスペースを確保する方法として、畳の小上がりや置き畳による畳スペースを設ける方法があります。リビングの一角に畳を用いることで和の要素をプラスし、和モダンらしい雰囲気を醸し出せます。

小上がりは畳の上に座ったり、寝転んだりしてくつろぐだけではなく、段差部分に腰をかけるといった使い方もできます。また、小上がり部分に引き戸を取り付けておくと、日頃はキッズスペースとして、家族や友人が訪れて宿泊するときにはゲストルームとして使うなど、フレキシブルに活用することが可能となります。

・ポイント3:内装材で和モダンの印象を作る

リノベーションでは、床や壁、天井の内装材や建具を一新して、和モダンの空間を一からつくることができます。

マンションでは管理規約によってフローリングの遮音性能が決められていることが多く、床材に無垢フローリングが使用できないことが少なくありません。その場合は、表面に木を薄くスライスした挽板や突板を用いた複合フローリングから選びましょう。

天井や壁には漆喰や珪藻土を用いると、和モダンらしい空間を演出できます。和モダンリビングの建具は引き戸が向いており、隣室とゆるやかに仕切る場合には格子戸も選択肢となります。

・ポイント4:照明計画まで含めて設計する

新築マンションでは、リビングダイニングの天井に設置された引っ掛けシーリングに、シーリングライトなどを取り付けるのが一般的です。リノベーションでは、照明計画も含めて設計しましょう。

シーリングライトやペンダントライトといった主照明以外に、補助照明としてダウンライトを設置するのがおすすめです。ペンダントライトだけでは明るさが足りないことが多く補えるほか、シーンに応じて明かりを切り替えられます。また、二重天井や下がり壁に照明器具を埋め込む建築化照明によって、天井や壁を照らす間接照明を設けて、陰影のある空間をつくることもできます。

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■和モダンリビングでよくある失敗

和モダンリビングでよくある失敗

和モダンリビングの空間づくりでは、現代的な洋の空間に和の要素をいかに取り入れていくかがポイントになり、失敗につながりやすい要因でもあります。

和の要素といっても、伝統的な和風のアイテムは和モダンにはそぐわないことがあります。あるいは和の要素の一つひとつの選び方はよくても、カラーコーディネートの問題で重く見えてしまうケースもみられます。あるいは、和モダンは装飾を抑えたシンプルな空間ですが、家具などのものが多すぎることが失敗につながることもあります。 和モダンリビングのよくある失敗例のなかから、「和風に寄りすぎて古く見える」「色が暗すぎて重たい印象になる」「家具や小物が多く余白がなくなる」の3つのケースについて、原因や対策についてまとめました。

・失敗例1:和風に寄りすぎて古く見える

和風によりすぎて古く見えてしまうケースでは、伝統的な日本の和の要素をそのまま取り入れていることが、失敗につながった主な原因です。たとえば、純和風の住まいに置かれているような座卓は装飾性が高く、和モダンの空間には合わせにくいです。

和モダンリビングに用いる家具や照明器具は、伝統的な和室に用いられるものではなく、モダンにアレンジしたアイテムが向いています。和モダンの空間には、シンプルな和のデザインのアイテムを選ぶことが大切です。

・失敗例2:色が暗すぎて重たい印象になる

色が暗すぎて重たい印象になるケースは、黒やダークグレー、ブラウンといった明度が低いダークカラーを床や壁などの広い面積で使用していることが、失敗となる主な原因です。特に狭いリビングでベースカラーにダークカラーを用いると、圧迫感が生じやすいため注意が必要です。

アイボリーやベージュといった淡く明るい色をベースカラーに用いて、黒やダークグレー、ブラウンなどのダークカラーはアクセントとして使うようにしましょう。

・失敗例3:家具や小物が多く余白がなくなる

和モダンリビングで、家具や小物が多く余白が感じられないと、雑然とした印象になったり、圧迫感が生じたりするなど、失敗と感じることがあります。

和モダンは装飾を抑えたミニマムなインテリアスタイルでもあります。そのため、あえて余白を残す引き算のコーディネートが基本です。また、小さな小物をいくつも飾るよりも、大きなオブジェを飾るのが向いています。

和モダンリビングはゆったりとした家具配置とし、厳選したアートや小物などを飾り、床や壁に余白を残しましょう。

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■和モダンリビングの施工事例

グローバルベイスの和モダンリビングのリノベーション事例を4つご紹介します。

事例1と事例2は、ナチュラルテイストの和モダンリビングへのリノベーション事例です。事例1は障子戸や引き戸が用いられているほか、土間が設置されているなど和を感じさせる要素で構成されています.事例2は造作家具の扉は襖に見立てたデザインで、上部に間接照明が使われています。

事例3はジャパンディのへのリノベーション事例。ナチュラルでモダンなインテリアで構成され、ロースタイルの家具が和の雰囲気を醸し出しています。事例4は高級旅館のような空間にリノベーションした事例です。シックなカラーコーディネートで、和の要素となる格子戸が設けられています。

・事例1:障子から柔らかな光が入る和モダンリビング

事例1:障子から柔らかな光が入る和モダンリビング

ナチュラルテイストでまとめられた和モダンリビングの事例です。

窓際の障子戸は縦桟のみのシンプルなデザインで、モダンな雰囲気を感じさせます。障子戸の先には土間スペースがあり、その奥にバルコニーというつくりです。

天井に設置された間接照明の柔らかな光が天井と壁を照らし、非日常感のある雰囲気を演出しています。

寝室との間仕切りの木製の引き戸やロースタイルのソファやテレビ台も、和モダンらしい趣を感じさせています。

>> こちらのリノベーション事例を詳しく見る

・事例2:和の設えを取り入れた素材感を大切にしたリビング

事例2:和の設えを取り入れた素材感を大切にしたリビング

こちらもナチュラルテイストの和モダンリビングの事例です。リビングのナチュラルで現代的なインテリアのなかに、和の要素が散りばめられ、融合しています。

キッチンと一体的に設置された壁面収納の扉には引手があり、襖を彷彿させるデザインです。

リビングのソファやローテーブルは高さが抑えられ、壁面収納のテレビ台との調和がとられており、和モダンらしい雰囲気が漂っています。壁面収納の上部には間接照明が埋め込まれており、陰影が生まれています。

>> こちらのリノベーション事例を詳しく見る

・事例3:北欧の要素を加えた和モダン空間

事例3:北欧の要素を加えた和モダン空間

北欧モダンと和モダンを融合したミニマムなジャパンディの事例です。リビングはナチュラルモダンのインテリアで構成され、マンションでありながら床材には無垢材が使用されています。

ロースタイルのソファやテレビ台などからは、和モダンらしい雰囲気が漂っています。窓まわりのバーチカルブラインドにより縦ラインが強調され、梁下に埋め込まれた間接照明から柔らかな光が放たれています。

リノベーションにより、非日常感のある温もりが感じられる住まいを実現しています。

>> こちらのリノベーション事例を詳しく見る

・事例4:旅館をイメージしたシックな和モダンスタイル

事例4:旅館をイメージしたシックな和モダンスタイル

最後に紹介するのは、高級旅館を彷彿させる和モダンリビングの事例です。「白×グレー・黒」のカラーコーディネートで大人の住まいといった趣があります。和室とつながる2つの格子戸が和の雰囲気を醸し出しています。

また、天井のスポットライトと床面に配置されたフロアスタンドから、優美な光が放たれ、陰影のある空間を作りだしています。

床材にはカーペットが採用され、ホテルライクな雰囲気を感じさせる要素の一つとなっています。

>> こちらのリノベーション事例を詳しく見る

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■よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

和モダンリビングの空間づくりに関して、検索エンジンや生成AIでよく質問されることのなかから、今回は3つの疑問に対する回答をまとめました。

「和モダンリビングとはどんな部屋か?」「マンションでも和モダンリビングは作れるのか?」「スタイリッシュ和モダンにするには何が大切か?」という3つ疑問にお答えしています。

・Q1. 和モダンリビングとはどんな部屋ですか?

A:和モダンリビングとは、現代的な洋室に和の要素を取り入れたスタイルのリビングです。和モダンリビングでは、現代的なデザインの家具や照明器具と、障子や襖、格子、畳といった和の要素を組み合わせられています。

和モダンリビングは装飾を抑えたシンプルでミニマムな空間であり、あえて余白を残した空間構成です。木や竹、和紙、漆喰といった自然素材を用いられていることや、背の低い家具を中心に構成されていることも特徴です。

・Q2. マンションでも和モダンリビングは作れますか?

A:和モダンリビングは、マンションで実現することも可能です。リノベーションにより、内装は天井や壁には漆喰や珪藻土といった自然素材を用いるほか、床は管理規約による規定を踏まえて、挽板や突板を表面材に使った複合フローリングなどを用います。造作家具として壁面収納を設置することで、生活感を抑えたミニマムな空間づくりにつながります。また、天井や壁に建築化照明として間接照明を埋め込み、陰影による非日常感のある住まいを演出できます。

・Q3. スタイリッシュ和モダンにするには何が大切ですか?

スタイリッシュ和モダンは和モダンのなかでも、よりモダンで都会的な洗練されたインテリアスタイルです。スタイリッシュ和モダンでは、使用する色数を抑えて、黒やグレーをアクセントカラーとして用います。家具はモダンな要素を強めるため、直線的なデザインのものを選ぶこともポイントです。

また、ゆとりある家具配置によって余白をつくるとともに、アートや小物は厳選したものを飾り、装飾を抑えたミニマムな空間にまとめていきます。

■まとめ|和モダンリビングは“素材・余白・照明”で上質に仕上がる

和モダンリビングの空間づくりでは、木や和紙、漆喰、畳などの自然素材を用いて、素材感にこだわることで、上質な空間づくりにつながります。また、ゆとりある家具配置によって空間に余白を作るほか、間接照明によって非日常感を演出します。

家具や照明を変えるだけでは実現できる空間に制限がありますが、リノベーションを行うと、間取りや内装、照明を含めて、一新できます。

グローバルベイスはゼロから間取りを考えるフルリノベーションを得意とし、お客様一人ひとりのライフスタイルや価値観に合わせたリノベーションプランをご提案しています。和モダンリビングへのリノベーションの実績も豊富にあり、柔軟に対応できます。

和モダンなどへのリノベーションを検討される際にはお気軽にご相談ください。

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執筆者情報マイリノジャーナル編集部
■ 編集者:村田日菜子

みなさんの豊かな暮らしと住まいづくりをサポートしたい!
建築学科卒業後、住宅ジャンルを専門とするライターに。住宅購入からリフォーム、資金計画まで、難しい情報も分かりやすくお伝えします。

■ 監修者:原田 直生之

宅地建物取引士の有資格者

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