在宅ワークの浸透によって、自宅にワークスペースを取り入れることが増えてきました。仕事専用のスペースがあると、自宅で快適に仕事ができるようになります。
今回は自宅にワークスペースを作るメリット・デメリットを押さえたうえで、ワークスペースを作る場所やコツなどについても触れていきます。
CONTENTS
ワークスペースとは、仕事をする場所や作業空間をいいます。
書斎も仕事をする場所という意味では同じですが、壁で仕切られた個室を指すのが一般的です。これに対してワークスペースは、リビングなどの居室の一角に設けられた仕事をするためのスペースという分け方をされることもあります。
ワークスペースも書斎も、パソコンなどで仕事をする場所としての利用に限らず、読書をしたり、趣味などを楽しんだりするためのスペースとしても活用できます。
自宅で仕事をすることがある場合は、ワークスペースを設けることで、パソコンや仕事の道具の定位置ができることがメリットです。ダイニングなどで仕事をしていると、食事の準備などをするたびに、パソコンなどを片付けなければなりません。ワークスペースがあれば、専用のデスクで資料を広げて仕事をしやすくなるほか、仕事を中断したままの状態にしておくこともできます。
また、オンライン会議にも、住まいの中で場所を移動することなく参加できるという便利さもあります。
このほかには家の中で仕事をする場所をワークスペースに限定することで、家にいてもオン・オフの切り替えがしやすくなることもメリットです。
書斎との比較では、新たに部屋として区切る場合には、エアコンの設置が必要になる可能性があります。リビングなどの居室の一角をワークスペースにすると、新たにエアコンを設置しなくても、既存のもので快適に仕事ができる環境となることもメリットに挙げられます。
自宅にワークスペースを設けると、そのスペースの分は部屋が狭くなることがデメリットです。スペースにゆとりがなければ、圧迫感が生じたり、生活動線が確保しにくくなったりすることが考えられます。
また、ワークスペースが完全な個室でない場合には、設ける場所によっては、必ずしもオンライン会議に向いたスペースになるとは限りません。日中、自分以外にも在宅している家族がいる場合には、話し声や映り込みが気になる可能性があります。
あるいは、リビングなどにワークスペースを設けた場合は、家族の話し声やテレビの音が聞こえて、集中しにくいことも懸念されます。機密情報が含まれる書類は、家族やゲストに見られないように出したままにしないなど、取り扱いに注意が必要です。
このほかにも、ワークスペースがあると、オン・オフの切り替えがしやすくなるとはいえ、リビングの一角など目につきやすい場所に設ける場合は、仕事のことを思い出してしまうことも考えられます。
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詳しくはこちら>>ワークスペースを作るのに向いているのは、仕事に集中しやすい場所や、仕事の道具や資料の管理がしやすい場所です。ワークスペースを自宅に設ける場合におすすめの場所として、リビングや寝室、ウォークインクローゼットなどの5つを紹介します。
リビングにワークスペースを設ける場合は、部屋の隅にデスクを置く方法と収納と一体化したカウンターを設ける方法があります。いずれも、リビングのインテリアとの調和を重視しましょう。
リビングへの設置は仕事の合間に家事をこなしたり、子どもの様子を確認したりしながら、仕事をしたい人に向いています。また、リビングは明るい場所に設けられていることが多く、快適な環境で仕事ができるというメリットもあります。
ただし、リビングに自分以外の家族がいるときに仕事をすることが多い場合には、集中しにくい可能性があります。壁に向かってデスクを配置すると、視線が遮られて集中しやすくなります。パーティションを用意すると、オンライン会議のときにも便利です。カーテンを設置すると、来客時などにワークスペースを隠せます。
リビングと隣接する場所にワークスペースを設けて、ガラスなどで緩やかに仕切る方法です。ワークスペースをガラスで仕切ると、狭いスぺ―スでも圧迫感が生じにくいことがメリットです。ガラス越しにリビングにいる家族とお互いの様子がわかります。
ただし、個室に近い形にする場合には、エアコンの設置が必要になることがあります。
リビングに隣接するスペースをワークスペースにすると、リビングの一角に設ける場合よりも独立性が高く、集中して仕事に取り組みやすい環境を得られます。
とはいえ、ガラスで仕切るとリビングからの視線が気になる可能性があります。この場合も壁に向かってデスクを配置すると、落ち着いて仕事に向かいやすくなります。
寝室へワークスペースを設けると、自分以外の家族が在宅しているときでもリビングよりも静かなため、落ち着いて仕事に組みやすい環境が得られます。特にリビングと寝室が離れた位置にあるケースや、仕事などでワークスペースを使うのが、日中が中心といったケースでおすすめの場所です。
ただし、寝室が暗い場合には、デスクライト以外にも、フロアライトで灯りを足すか、シーリングライトなどの主照明の変更といった対応が必要です。
また、寝室にワークスペースを設けた場合は、人によってはベッドが視界に入ると、すぐに休憩したり、横になったりしてしまいやすいのが難点です。デスクをベッドから離れた場所や背後に位置する場所に設置した方が、集中力を保ちやすくなります。
また、寝室を家族と共有している場合は、夜中にワークスペースを使いにくいという点に注意が必要です。
ウォークインクローゼットの一角をワークスペースとして活用する方法には、デスクを置く方法とリノベーションでデスクを造作する方法があります。
ウォークインクローゼットは、、個室のような空間のため、集中して仕事に取り組みやすいです。オンライン会議の際にも、家族が映り込む心配がありません。
ただし、広さにもよりますが、ウォークインクローゼットを閉めたままにすると、閉塞感を感じる可能性があります。また、ウォークインクローゼットには通常エアコンは設置されていないため、夏や冬は扉を開けて隣接する部屋のエアコンの風を取り込む必要があります。
また、デスクライトなどを設置して、十分な明るさを確保するようにしましょう。
玄関・土間はリビングから離れていることが多く、家族が在宅していても、独立したスペースのように使いやすいのが特徴です。家族が出かけるときやゲストが訪れるとき以外は、静かに一人で過ごせます。寝室とは異なり、時間を問わずワークスペースとして使いやすいというメリットがあります。
また、土間をワークスペースにすると、日常的に過ごす場所から切り離されているため、オン・オフのメリハリをつけやすいのも特徴です。
マンションの場合は新築物件では土間は一般的ではないため、リノベーションで設置するのが基本です。
ただし、玄関・土間で仕事関係の書類を広げていると、ゲストの目につきやすいため、長時間、席を外すときや外出する際などには必ず片付けておく必要があります。
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詳しくはこちら>>ワークスペースを自宅に設ける際に、仕事に集中できる快適な空間にするには、広さやデスクの位置、コンセントや収納、デスクやチェアの使いやすさなどに関するポイントがあります。それぞれについて紹介していきます。
リビングや寝室などの一角にワークスペースを設ける場合には、適切なスペースを確保する必要がありますが、他のスペースとのバランスを考慮することも大切です。充実したワークスペースを設けた結果、設置した場所が狭く使いにくくい状態になってしまったら、本末転倒です。
ワークスペースは0.5畳程度の広さでも設置できるといわれることもありますが、実際には椅子を引くスペースを考慮する必要があります。また、0.5畳程度の広さで設置できるのは、デスクとチェア程度です。
ワークスペースは1~2畳程度の広さが理想的です。本棚を設置したり、L字型デスクを設置したりできます。あるいは、幅の広いデスクがあれば、ファミリーコーナーとして複数人で使うことも可能です。
「PCだけ置ければよい」「紙の資料を広げたい」といった仕事のスタイルを踏まえて、ワークスペースの広さを検討しましょう。
部屋の一角にワークスペースを設ける際には、デスクは落ち着いて仕事ができる場所に配置するのが基本です。
たとえば、入口のドアの近くなど、頻繁に人が周辺を通るような場所にデスクを設置すると、気が散ってしまいやすいため、集中して仕事に取り組むことができません。また、エアコンの風が直接、身体に当たる場所も、体調を崩しやすいため避けましょう。
集中して仕事に取り組みやすいのは、壁に向かってデスクを配置する方法です。ほぼ壁しか目に入らないことから、仕事に集中しやすい環境を構築できます。さらに、部屋のコーナー部分は2辺が壁になるため、落ち着いて過ごせます。
あるいは、窓際にデスクを設置すると、日中は自然光が降り注いで明るく、快適なことがメリットです。一息つきたいときには、外を眺めてリフレッシュすることもできます。
ワークスペースでは、パソコンやプリンター、デスクライトなどの電化製品のほか、スマートフォンやタブレット、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスなどを充電するのにも、コンセントが必要です。
デスクを設置してワークスペースを作る場合には、コンセントの位置を確認しましょう。延長コードで遠くのコンセントから電源を引っ張って利用することもできますが、見栄えがあまりよくなく、コードに引っかかるリスクもあります。また、タコ足配線になるのは避けたいものです。
そこで、リノベーションでワークスペースを設ける場合は、配置する電化製品をもとに、必要なコンセントの数をチェックして、使用する場所の近くに設けるとすっきりとした空間になります。また、電源タップは複数のコンセント口があり、個別に電源のオン・オフができるタイプを選ぶと便利です。
ワークスペースにはデスクとチェア以外に、収納を確保する必要があります。収納は主に、既製品のシェルフなどを設置する方法と、デスクなどと一体化して造作家具を設ける方法に分けられます。
会社のデスクには引出しがあるほか、共有のキャビネットなどが設けられているのが一般的です。自宅のワークスペースでも、文房具や仕事関連の本、資料、各種充電コード類、オンライン会議用のイヤホンなどをしまうための収納が必要になります。
ワークスペースの収納は、どこに何をしまっているかわかりやすく、必要なものがすぐに取り出せるようにすることが大切です。整理整頓がしやすい収納があると、資料などを紛失しにくくなります。
また、リビングなどゲストが訪れる場所にワークスペースを設ける場合には、万が一に備えて、鍵つきの収納を設けることを検討しましょう。
ワークスペースは、長時間にわたって座って過ごすこともある場所。身体への負担を軽減するため、疲れにくいデスクとチェアを選ぶことが大切です。「会社で仕事をしているときは大丈夫なのに腰が痛い」「家で仕事をしているときの方が疲れる」といった人は、デスクやチェアに問題がある可能性があります。
デスクとチェアのそれぞれの選び方は後述するため、ここではデスクとチェアのサイズの関係について触れていきます。
一般的にチェアの座面の高さは「身長×1/4」が目安です。床に足裏全体がきちんとつく状態が疲れにくいです。
また、デスクの天板の高さと座面の高さを示す差尺は、「身長×1/6」が適正とされる目安です。座ってパソコンを操作するときに、肘が90度以上に曲がるのが理想的とされています。一般的なデスクの高さは70㎝程度のため、高すぎる場合は昇降式のタイプを選ぶことを検討しましょう。
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詳しくはこちら>>自宅にワークスペースを作る際に最低限必要なのはデスクとチェアですが、デスクライトがあると望ましいです。また、必要に応じてワゴンやシェルフなどを用意します。ワークスペースで快適に仕事をするために用意したいアイテムをまとめました。
デスクはワークスペースに必ず必要なもの。設置スペースに制約がある場合もありますが、基本的にはパソコンや仕事の仕方に合わせたサイズのデスクを用意しましょう。
デスクの奥行が50㎝程度のタイプは、ノートパソコンやタブレットのみを使って仕事をする場合で、できるだけコンパクトなものを置きたい場合に向いています。奥行60㎝程度のタイプは、ノートパソコンでの作業に向いたサイズです。奥行70㎝程度のタイプは、デスクトップパソコンの設置にも向いたサイズ。あるいは、ノートパソコンを使う人でも、資料を広げる人や手書きの作業も発生する人にも向いています。ただし、大型モニターを使う場合には、奥行80㎝程度のタイプがおすすめです。
また、デスクの幅はノートパソコンでの作業のみであれば、100㎝程度のコンパクトなサイズのものでも十分です。デスクトップパソコンを置いたり、ノートパソコンでも手書き作業も行ったりする場合は120㎝程度の幅が必要です。マルチディスプレイを置きたい場合やデスクトップパソコンを置いて資料も広げたい場合は、幅140㎝程度の広めのタイプが向いています。
ダイニングチェアは、長時間のパソコンの使用を想定したものではないため、ワークスペースに置く椅子は、オフィスチェアなど機能性の高い椅子が理想的です。
椅子の背もたれは高さによって、ローバックチェアやハイバックチェアといった種類があります。
ローバックチェアは圧迫感が生じにくいのがメリット。短時間の作業が中心であれば、ローバックチェアも選択肢となります。
ハイバックチェアは肩から腰までを支えるため、疲れにくいのが特徴です。ハイバックチェアの中でも背もたれがS字形状のタイプは、背中がS字カーブを描く正しい姿勢をサポートするため、疲れにくいのが特徴です。長時間座っていても、首や腰への負担が軽減されます。 また、チェアはデスクの下に入るサイズのものを選ぶと、すっきりとして見えます。
ワークスペースは、部屋全体を照らす主照明以外に、デスクの補助照明としてデスクライトを置くのが基本です。適切な明るさを確保することで、目の疲れを軽減され、作業効率が高まります。
デスクライトは設置方法によって、スタンドタイプとクランプタイプ、クリップタイプという種類があります。
スタンドタイプは台座にアームがついたスタンダードなタイプ。置く場所のスペースをとりますが、安定性があるほか、簡単に場所を移動して使うこともできます。
クランプタイプは、天板に挟んでネジで固定するタイプ。デスクの作業面を有効活用したい場合におすすめです。クリップタイプは、天板や収納の棚などを挟んで設置するタイプ。クランプタイプの方がクリップタイプよりも、大型のデスクライトがあります。一方、クリップタイプの方が場所を変えて取り付けやすいです。
ワークスペースの収納におすすめなのが、キャスター付きのワゴン。場所を移動できるため、仕事中はチェアの近くに配置して、仕事を終えた後は部屋の隅に動かすといった使い方ができます。
あるいは、日頃はワークスペースのコンパクトなデスクで仕事をして、時々広い作業スペースが必要なときはダイニングテーブルを使うといった場合も、作業場所に合わせてワゴンを移動できます。
ワゴンには、引きだし式のクローズドタイプと、棚板のみのオープンタイプがあります。クローズドタイプは中身が見えないのですっきりとした印象です。鍵付きのタイプは一定のセキュリティも確保できるため、リビングなどへの設置にも向いています。オープンタイプは出し入れがしやすいのが魅力です。
ワークスペースの広さにゆとりがある場合や、仕事に関する本や資料などが多い場合には、シェルフを壁際などに設置します。シェルフがあれば、プリンターの設置場所としても活用できます。
シェルフはデスクを一体化して造作家具として設置する方法もあります。
シェルフは収納するものに合わせて、奥行を確認するのがポイントです。特にプリンターを設置する場合は本よりも奥行があるため、注意が必要です。 オープンシェルフで収納に余裕がある場合は、一部をディスプレイスペースとして、オブジェや写真立てなどを飾るといった使い方もできます。書類はファイルボックスを使って整理すると、必要なものを見つけやすくなり、見た目もすっきりとします。
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詳しくはこちら>>ワークススペースは部屋の一角にデスクやチェアを置くだけでも作れますが、リノベーションをすると、デザイン性と機能性を両立したワークスペースや、スペースを効率よく活用したワークスペースなどを設けることができます。
グローバルベイスのワークスペースのリノベーション事例を紹介します。
<間取り>
リビングダイニングに隣接して、ガラス張りの2つのワークスペースを設置した事例です。
既存の間取りでは、リビングダイニングの隣室は和室。リノベーションでは和室の一部を利用して、リビングダイニングを拡張。和室の残りの部分が、ご夫婦それぞれのワークスペースへと変わりました。
ワークスペースを生活スペースの中に取り入れるという考えから、リビングと緩やかにつながる形に。2つのワークスペースの間仕切り壁も一部がガラスとなっていることから、ご夫婦がお互いにワークスペースにいるか認識できます。
ガラスのフレームと色を合わせた造作の黒いデスクが設けられ、スタイリッシュな印象です。在宅で仕事をされる奥様のワークスペースが広めに確保されています。
リビングダイニングからキッチン、パントリー、脱衣室を回遊できる間取りで、ワークスペースはリビングダイニングと主寝室とつながっているなど、生活動線を重視した住まいとなっています。
<間取り>
こちらの事例では、「誰かの場所と固定しないデザイン」がリノベーションのテーマに掲げられています。
ダイニングのカウンターやリビングの奥の独立したワークスペースは、ご夫婦が仕事をしたり、お子様が宿題をしたりするときに、家族の誰の定位置でもなく、自由に使える場所です。
あえて違うデザインのチェアを組み合わせたダイニング、形状を変えられるソファ、ベンチ、ガーデンファニチャーのセットなど、リビングダイニングには様々な居場所があります。
リビングの奥のガラス戸の先にあるワークスペースは、緩やかにつながりながりながらも、落ち着いて仕事や勉強に打ち込める場所です。
リノベーションによって、仕事や勉強をするときも、くつろぎたいときも、家族がそれぞれ好きな場所やその日に過ごしたい場所で、思い思いに過ごせる住まいを実現しました。
<間取り>
犬と暮らすための住まいにリノベーションし、リビングにワークスペースを設けた事例です。リノベーションで大幅に間取りを変更。リビングダイニングと寝室の間には間仕切り壁がなく、ルーバーで緩やかに仕切られていることから、開放感のある雰囲気です。
リビングのワークスペースのデスクと一体化した棚は、造作家具として設けられました。施主さまがショールームに足を運び、デスクの高さは身長や組み合わせるチェアに合うサイズで作られています。
デスク部分には棚板が設けられ、パソコンケースなどを収納できます。ノートパソコンやタブレット、雑誌などを置ける余裕のある広さです。
飾り棚も、施主様が使いやすく、目線の邪魔になりにくい高さとなるように設計されました。
こだわりのチェアが置かれた上質なリビングに、ワークスペースが溶け込んでいます。
<間取り>
リノベーションで間取りを変更し、ウォークインクローゼットとつながるワークスペースを設置した事例です。
ワークスペースは2畳程度の広さ。ワークスペースに明るい光を届けるため、リビングダイニングどの間に室内窓を設置。リビングダイニングから光が差し込み、ウォークインクローゼットとの間には建具設けられていないことから、圧迫感が感じられません。
レンガ風の壁紙が用いられ、ブルックリンスタイルのおしゃれな雰囲気です。室内窓でつながるリビングダイニングのインテリアとの調和もとられています。
整然と衣類が片付けられた広々としたウォークインクローゼットの奥がワークスペース。大人の隠れ家のような雰囲気があります。
ウォークインクローゼットは頻繁に出入りする場所ではないため、落ち着いて仕事などに打ち込めるワークスペースとなりました。
<間取り>
ご夫婦ともに在宅ワークのため、リノベーションでキッチンの一角と納戸の2ヶ所にワークスペースを設けた事例です。
施主さまは当初2LDKの間取りを希望されていましたが、ご夫婦それぞれの個室を設けると、リビングダイニングが狭くなってしまうため、1LDKで2ヶ所のワークスペースを設けるプランになりました。
キッチンのワークスペースは奥様が使用。キッチンの収納と一体化したワークスペースは、空間に溶け込む美しいデザイン。木製の家具とグレーの張地やキッチンのコントラストが印象的です。
オンライン会議を行うことあるご主人様のワークスペースは納戸。独立したスペースで音漏れなどを気にすることなく、会議に参加できます。
ご主人様もオンライン会議がないときはダイニングで仕事をすることもあるなど、フレキシブルな使い方ができる住まいです。
理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」
詳しくはこちら>>自宅にワークスペースを作る場合には、リビングの一角、あるいは隣接するスペースのほか、寝室やウォークインクローゼット、玄関・土間の一角に設けるのがおすすめです。ただし、仕事中に在宅している家族の有無、家族の年齢、仕事をする時間などによって、向き・不向きがあります。
間取り変更を伴うリノベーションでワークスペースを設ける場合は、必要なスペースを確保しやすく、使いやすい場所にコンセントを設置することもできます。