ほどよく使い古された、味わい深い雰囲気を楽しめる「ヴィンテージ風」の内装やインテリア。リノベーションでも人気のスタイルです。今回は、ヴィンテージ風のリノベーションを施した事例を10個ご紹介します。どこをどのようにリノベーションすれば、ヴィンテージ風のおしゃれな雰囲気がでるのか、ぜひ参考にしてみてください。
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理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」
詳しくはこちら>>ヴィンテージ風とは、古材や古びたアイアン、レザーなど、使い込まれたようなユーズド感がでた素材を使ったお部屋のテイストです。床材や建具に古材を使ったり、ヴィンテージ家具や雑貨などを取り入れたりして、味わい深い空間をつくります。経年劣化したようなユーズド加工を施した新品を使うことも。
「アンティーク」は一般的に100年以上たったようなものを指しますが、「ヴィンテージ」はアンティークよりは年代が新しめで古い質感を持ったものを指すことが多いです。
一口にヴィンテージ風といっても、ヨーロッパヴィンテージやフレンチヴィンテージなどテイストもさまざま。最近は、レンガや古材、アイアンなどを組み合わせた、メンズライクなブルックリンスタイルも人気です。では、実際にヴィンテージ風のリノベーション事例を見ていきましょう。
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詳しくはこちら>>まずは、ヴィンテージ感のある什器が好きな方におすすめしたいこちらのリノベーション事例をご紹介。昭和60年築の1LDKのマンションの天井や壁、床、建具、設備などを変更することで、ヴィンテージ感のある家具が似合うお部屋にリノベーションした例です。
もともと、味のあるレザーのソファやローテーブルなどお気に入りの家具があり、そのデザインに合わせてリノベーションを考えられたそう。古材風の味のある木目の床材、黒い壁、そしてところどころにアクセントとして貼られたレンガ風のタイルが、ヴィンテージ風家具によく似合っています。パイプや金網を設置し、さらにインダストリアルな雰囲気をプラス。コートやかばんなどを掛けられる実用性もあります。
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詳しくはこちら>>次は、無垢の木材やタイルなどの内装で、ヴィンテージ感を存分に出したこちらのリノベーション事例。床に採用されたのは、ダメージ感のあるオークの無垢フローリング。オーク材は日本ではナラと呼ばれる樹種で、ウイスキーやワインの樽にも使われたほど、耐久性と強度がある素材です。経年によりよりどんどん深みが増していくため、ヴィンテージ家具にもよく使われています。
壁面には、レンガの形のブリックタイルが採用されています。ブリックタイルとは、セメントに軽量骨材を混ぜた素材。本物のレンガよりも軽くて施工しやすいため、住宅のリノベーションでも手軽にヴィンテージな雰囲気が出せます。こちらの事例では、キッチンカウンターにコンクリートブロックを採用。壁や天井の構造部分をむき出しにする「躯体現し」にして、更に個性的な空間づくりをしています。
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詳しくはこちら>>こちらの事例は、ヴィンテージカフェスタイルのリノベーション。ヴィンテージ風の家具に合わせて、建具や小物がコーディネートされています。
ドアなどの建具や、キッチンカウンターの木材は、あえて色味の不均一なものに。経年とともに色味が変化した、ヴィンテージの木材のような風合いをもっています。
間取りの特徴としては、あえてキッチンをLD側ではなく西向きに設置してあることです。キッチンに立ったときにちょうど窓から外の景色が見え、楽しく料理できる空間になっています。吊戸棚は、フレーム金物がヴィンテージ風のスタイルにぴったりな、オープンな吊り収納に。カフェやバーのようにしたい方には、おすすめの収納スタイルです。
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詳しくはこちら>>ブルックリンはニューヨーク州5区のうちの1つで、倉庫や古いアパートが並ぶ地区です。イーストリバーの反対側にあるラグジュアリーなマンハッタン地区とは対照的に、ヴィンテージ感のあるレンガやコンクリートの建物が多くなっています。こちらのリノベーションは、住空間をおしゃれなブルックリンスタイルに仕上げた事例。革のソファや深みのある色合いの木の家具など、ヴィンテージスタイルとブルックリンスタイルは相性抜群です。
ポイントは、天井「躯体現し」の仕上げと、壁のペンキ仕上げやレンガのタイルで、無骨な雰囲気を出したところ。ところどころにアクセントカラーとして青を使いながらも、全体的にはスモーキーな色合いでまとめているのもブルックリンスタイルにぴったりです。
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詳しくはこちら>>こちらのリノベーション事例の最大のポイントは、「ヘリンボーン」の床です。ヘリンボーンとは英語で「ニシンの骨」という意味で、魚の骨の形のようにV字の模様が連続する、個性的な床の張り方のことをこう呼びます。ヘリンボーンの床はヴィンテージテイストとも相性が良く、面積が大きい分、一気におしゃれな雰囲気を出してくれます。ヴィンテージ風の赤いソファや丸いダイニングテーブルが良く似合っていますね。
温かみのある無垢材を採用しているので、裸足でも寒くなく過ごせるそう。ハイハイする赤ちゃんがいるご家庭にもおすすめです。また、こちらのリノベーションでは、LD12.3帖+和室6帖だったのを、広々とした約22.8帖のLDKに間取り変更しています。空間を広くしたことで、所有しているたくさんの本も大きな本棚に収めることができました。
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詳しくはこちら>>ヴィンテージというと、ブルックリンやヨーロッパの古いものを思い出す方が多いかもしれませんが、こちらは1950年代風デザインのミッドセンチュリースタイル。ヴィンテージのミシン台を再利用してペットの陸ガメの水槽を置く台にするなど、味わいのある家具や小物選びのセンスが光ります。テレビ台や棚、革張りの大きなソファもヴィンテージ感たっぷりです。
リノベーションでは、お気に入りのミッドセンチュリー風の小物や家具をたくさんお持ちだったことから、そのテイストに合わせて内装を変更しました。リビングと寝室の壁はグリーンで統一し、天井は引き締め効果のある黒、柱にはレンガを張っています。普通のマンションにはないような色遣いにできるのも、リノベーションならではの良さですね。
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詳しくはこちら>>ヴィンテージ風インテリアは、インダストリアルテイストな内装とも相性抜群です。こちらの事例では、天井をコンクリート打ちっぱなしにして、キッチンカウンターにはモルタルを使っているのがポイントです。
コンクリートやモルタルといった無機質な素材を使った内装に、ヴィンテージ風の木製ローテーブルが良く似合っていますよね。グレーやブラウンなど全体的にダークな色味で統一して、メンズライクでカッコイイ雰囲気になっています。
ヴィンテージ風のインテリアを目指すなら、このようなレザーのソファもおすすめです。本革なら、使い込むほどに色艶が増し、独特の風合いがでてきます。ただし本革は価格が高く、メンテナンスも必要なので、お手軽なものが良ければダメージ加工された合皮のソファも検討されると良いでしょう。ブラウンやブラックなどダークトーンのものだと、男前な雰囲気になります。
大手メーカーの一般的なデザインのシステムキッチンではなく、IKEAのステンレスキッチンをオーダー。背面収納もステンレスで統一しました。
ステンレスやモルタルといった無機質な素材は、冷たい雰囲気が出やすいものです。そこにヴィンテージ風の木やレザーという一見ギャップのある素材を組み合わせたことで、スタイリッシュだけれど、どこかぬくもり感のあるインテリアになっています。
完全オリジナルの洗面台も、モルタルで造作したもの。広めのカウンターに鏡は二枚並べてあるので、あわただしい朝の身支度でも混雑せずゆったり使えそうです。鏡のフレームは少し古びた質感をもつヴィンテージ風の木製で、冷たい印象のモルタル洗面台にぬくもり感をプラスしています。
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詳しくはこちら>>こちらは、古材や金属を使ったヴィンテージな家具が似合うようリノベーションした事例です。ヴィンテージ風というとダークな色合いのカッコイイ内装を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、こちらの事例はあえて白をベースとしたシンプルな内装にしています。床はフローリングではなく白っぽいタイル、壁や天井もスタンダードな白にしたことで、重厚感のあるヴィンテージな家具がパッと引き立ちます。
家具や照明などほとんどすべて、引っ越すタイミングでこだわりを持って探されたそう。こちらのヴィンテージ感あふれる深いブラウンのキャビネットも、インテリアの主役の一つとなっています。
使い込まれた木材や金属ならではの色味、そしてどっしりと重厚感のある見た目に華奢な脚というバランスも素敵ですよね。照明や小物も、高級感のあるクラシックな雰囲気でセンス良くまとめられています。
生活感のでやすいキッチンは、プロの厨房にあるようなオールステンレスのキッチンを採用。天板だけでなくキャビネット部分までステンレスになっています。
内装も家具もヴィンテージ風のアイテムばかりだと、お部屋が古びた暗い雰囲気になってしまうこともあるでしょう。しかしこのようにステンレスやタイルといったスタイリッシュな素材を組み合わせることで、バランスの良いインテリアコーディネートになります。
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詳しくはこちら>>こちらは海辺の空気感が漂うヴィンテージ風リノベーション事例です。ご主人の趣味がサーフィンということで、海の近くで物件を探されました。
サーフ系やリゾート系のインテリアでは、潮風にさらされたようなラフな風合いがポイントになります。そのためピカピカの新しい素材よりも、古材などほどよくヴィンテージ感のある素材を取り入れていくのがコツです。
こちらの事例では、ダメージ加工を施した板張りの壁がポイントになっています。一般的なビニールクロスだとどうしても雰囲気がでませんが、これで一気に海沿いらしい雰囲気がでますね。コンクリート打ちっぱなしの天井ともよく合っています。
玄関の造作棚も、ダメージ感のある板を使用。潮風にあたって少し風化したビーチハウスを思わせる、艶のないドライな質感です。玄関土間は広くとってあるので、サーフボードなども持ち込めます。
床やダイニングテーブルは、無垢材をチョイス。合板だと経年とともに古く劣化していくだけですが、無垢材なら長く使い込むうちに色艶が増していきます。今はまだ新しい質感ですが、これからゆっくりと時間をかけて風合いが変化していくのを楽しめるでしょう。
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詳しくはこちら>>こちらはヨーロッパテイストのヴィンテージ風家具が似合う、南欧風のリノベーション事例です。
南欧というのは、イタリア、フランス南部、スペイン、ギリシャといったヨーロッパ南部の地中海沿岸の国々のこと。南欧インテリアは北欧インテリアと並んで、女性を中心に人気の高いスタイルです南欧は日差しが強くカラッと暑い気候が特徴で、インテリアではナチュラルな自然素材や、ヴィンテージ感のある素材が多用されます。
アンティークの本場でもあるヨーロッパには、古いものを長く使うという文化があります。そのため家具類は新しいものでそろえるより、ヴィンテージ風やアンティーク風のものを取り入れたほうが、ヨーロッパらしい雰囲気が出るでしょう。こちらの事例では、白を基調としたエレガントな内装に、ヴィンテージ感のあるテーブルやいす、額縁などを合わせています。
内装の色は白をメインとして使うことで、南欧の明るい雰囲気がでています。LDKの壁面に張られた白いレンガが良いアクセントになっていますね。使い込まれた風合いの木やアイアンでできた家具、観葉植物、絵画などが映える内装です。
キッチン正面の壁には、かわいらしいモザイクタイルを張っています。モザイクタイルとは1辺50mm以下の小さいタイルのことで、水にも強いのでキッチンや洗面台など水回りによく使われます。カラフルなタイルが、色彩鮮やかな南欧の雰囲気によく合っていますよね。
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詳しくはこちら>>最後にリノベーションでヴィンテージテイストを取り入れるときのポイントについて解説します。
ヴィンテージ風リノベーションでは、壁や床の素材感にこだわるのが一つのポイントです。壁にはレンガ調、床には無垢材を取り入れると、ヴィンテージ感を出すことができます。壁や床は面積の広い部分なので、ぜひこだわって選ばれてくださいね。
室内の壁を本物のレンガにするのは難しいので、レンガ風のブリックタイルや壁紙などがよく使われます。壁紙なら低予算に、ブリックタイルならより本物のレンガに近い仕上がりになります。
フローリングには、木そのままの質感を楽しめる無垢材を。年を経るごとにこってりとした飴色に変化し、お部屋の深みがいっそう増します。床材をV字に重ねるように並べたヘリンボーン床など、木材の張り方でお部屋の印象をワンランクアップさせる方も多いです。
せっかく内装をヴィンテージ風に仕上げても、照明が青白い光だと雰囲気が出ません。ヴィンテージ風リノベーションには、温かみのあるオレンジ系の照明を合わせましょう。明るすぎずやわらかく包み込むような光で、リラックスできる雰囲気をつくれます。
電球を包んでいる傘の部分(シェード)も、ヴィンテージデザインのものを選ぶとアクセントになります。アイアンやスチール、ガラスなどでできていて、サビや剥がれの風合いがあるようなデザインがおすすめ。裸電球を吊るしたようなデザインの照明器具もよく使われます。
また本物のヴィンテージ家具には手が出せないという方でも、照明なら本物のヴィンテージ品が取り入れやすいかもしれません。配線などは新品に交換されているので、安全性も問題ないですよ。
家具や雑貨選びも、インテリアのスタイルを決める要素です。古びた木材や金属を使った棚、使い込んだ風合いをもつレザーのソファなどをアクセントとして取り入れます。男前なヴィンテージインテリアをめざすなら、テーブルやイスの脚にアイアンがつかわれた無骨なデザインもおすすめです。
一般的にヴィンテージ風というと、ブルックリンスタイルのようなメンズライクなテイストが主流。しかしフレンチヴィンテージのようなシャビ―でかわいいものや、ナチュラルな北欧ヴィンテージなど、さまざまなスタイルがあります。ぜひお好きなテイストの家具や雑貨を探してみてくださいね。
ヴィンテージ風インテリアは、きっちりとさせず自由に楽しむのもコツ。家具は必ずしも同じブランドや形で統一する必要はありません。似たようなフォルムや素材、色合いのものを選んで、好みのものをセンスよく組み合わせましょう。
落ち着いた雰囲気をもつヴィンテージ風インテリアには、観葉植物もよく合います。お部屋のなかで余白が気になるときには、センスよく飾ってみましょう。目立つような大き目の植物を飾ると、電化製品などの無機質な感じを和らげることができます。
ヴィンテージ風インテリアには、日に焼けてワントーン褪せたようなカラーがぴったり。ブラウン・黒・グレー・ベージュなど落ち着いたカラーがよく使われます。シルバーやゴールドもキラキラしたものではなく、ややくすんだトーンがおすすめです。
アクセントカラーとしても、あまり彩度の高い色は使われません。くすみブルー・ネイビー・モスグリーン・ボルドーなど、深みのあるくすんだ色合いが合わせやすいです。すべて黒やブラウンでまとめると暗くなりすぎることもあるので、明るいカラーも適度に入れましょう。
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詳しくはこちら>>革張りのソファや深みのある色合いの木製家具など、ヴィンテージ感のある家具や小物にぴったりなリノベーション事例をご紹介しました。部屋自体も、ユーズド感のある建具や床材、スモーキーなカラーリング、コンクリートやスチール、レンガなどの無骨な素材を使うなど、さまざまな工夫でヴィンテージ感が出されていましたね。
リノベーションなら、間取りや内装、設備など、自分の好みのデザインに変えることが可能です。理想のスタイルがある方、まだ具体的なプランが決まっていないという方は、ぜひ一度ご相談ください。
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