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おしゃれな一戸建てのリノベーション事例紹介!戸建てリノベのメリットデメリットもわかりやすく解説

おしゃれな一戸建てのリノベーション事例紹介!戸建てリノベのメリットデメリットもわかりやすく解説

新築住宅の高騰や在宅時間の増加を背景に、注目が集まっている戸建てリノベーション。中古の戸建て住宅は人気エリアでも新築物件より安く手に入ることが多く、リノベーションをすれば自由にこだわりを実現できるメリットがあります。一方で、費用感に幅があり、想定外のトラブルが起きやすいといったデメリットも。そこで今回はグローバルベイスの手がけたリノベーション事例を紹介しながら、戸建てリノベーションを成功へと導くポイントについて解説します。

こんな方におすすめの記事です
  • 中古の戸建て住宅のリノベーションを考えている人
  • 予算を抑えながら理想の戸建て住宅を手に入れたい人
  • 住まいのデザインや間取りなどにこだわりたい人

■一戸建てのリフォーム・リノベーションは増えている?

戸建て住宅のリフォーム・リノベーションをする方は、ここ数年で着実に増えています。矢野経済研究所によると、2022年の住宅リフォーム市場規模は前年比5.8%増。特に人気が高いのは、外装の塗装などのメンテナンス、キッチンやバスなどの水回りリフォームです。

戸建てのリフォーム・リノベーションが増えるきっかけになったのは、コロナ禍による生活様式の変化。在宅時間が増えたことで、多くの方の「住まいをおしゃれで過ごしやすくしたい」という意識が強くなったようです。

また新築住宅の高騰も、中古住宅のリノベーション需要を後押ししています。従来は「30代で新築住宅を購入し、50代以降にリフォームをする」という人生設計をされる方が多く見られましたが、最近は20〜30代の若い世代からも「中古住宅を購入して、リフォーム・リノベーションをする」という選択肢が注目されています。

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■戸建てリノベーションのメリット

戸建てリノベーションには、次の3つのメリットがあります。

・メリット①新築住宅よりも費用削減できる

戸建てリノベーションの一つ目のメリットは、新築住宅を建てるよりも安い費用で実現できることです。

東京カンテイの「一戸建て住宅データ白書2023(首都圏)」によると、2023年の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は4,769万円。それに対して、中古一戸建て住宅の平均価格は4,016万円と、約753万円安くなっていました。こちらはあくまでも平均価格なので、築年数が経った物件であれば、購入費用をさらに抑えることも可能でしょう。

新築については前年比5.4%上昇と、最高額を3年連続更新中。なかなか新築で一戸建てを購入するのは難しくなっていることから、中古へとニーズが流れている様子が伺えます。同じ予算であっても、中古住宅なら広い面積、高品質な設備などを実現できる可能性が高まるでしょう。

・メリット②人気エリアで見つけられる

戸建てリノベーションの二つ目のメリットは、人気エリアで見つけられる可能性が高いことです。

人気エリアでは、一戸建てを新築できるような更地を見つけるのが難しいという問題があります。なぜなら立地条件がよく広さも十分な土地は、一般にはなかなか出回らず、マンション用地などとしてデベロッパーに買い取られてしまうからです。売りにでたとしても価格が高く、家を新築するのは難しいことが多いでしょう。

そんなときは中古一戸建てへと視野を広げることで、立地条件の良い場所で割安な物件が見つけられることもあります。間取りや内装などはリノベーションで変えられるため、人気エリアに自分好みの一戸建てを実現できる可能性が高まります。

・メリット③自分のこだわりを表現できる

戸建てリノベーションの三つ目のメリットは、自分のこだわりを反映させられることです。

例えばライフスタイルに合わせて間取りを変更したり、好きな色やデザインで内装を整えたり、キッチンや浴室などの設備を充実させたり。マンションに比べて一戸建ては制約も少なく、自分の思い描くような暮らしが実現できます。

新築住宅では予算上難しかったようなアイデアも、中古住宅なら金額を抑えながら叶えられるかもしれません。

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■戸建てリノベーションのデメリット

戸建てリノベーションには、次の3つのデメリットがあります。

・デメリット①費用感がピンキリである

戸建てリノベーションの一つ目のデメリットは、予算に大きな開きがでてくること。なぜならリノベーションは、物件の状態や施主の希望に合わせて、オーダーメイドで行われるからです。

例えば古い物件で傷みが激しく、大掛かりな耐震補強も必要になると、費用はかさみがち。全面的なリノベーションを行うのか、水回りなど部分的なリノベーションにとどめるのかによっても、費用は大きく変動します。

またフローリングの材質やシステムキッチンのグレードなど、使用する材料によってもコストに差がでるでしょう。予算を抑えたい場合は、シンプルなデザインで仕上げる、優先順位の低い設備のグレードを落とすなどの工夫も必要です。

・デメリット②トラブルが発生するリスクがある

戸建てリノベーションの二つ目のデメリットは、既存の建物を生かして工事を行うため、新築するのと違って想定外のトラブルが発生しやすいことです。

解体前の調査では把握しきれない部分もあり、いざ解体して壁や床をめくってみると柱が思った以上に腐食していたり、予想外の構造になっていたりすることもあります。すべてが計画通りに進むとは限らず、途中でプランが変わることは珍しくありません。

一体の制約があるなかで、建物の状況に合わせて空間をつくり上げていくプロセスも、リノベーションの醍醐味。予算やプランは変わる可能性があると理解して、柔軟に対応していくことが大切です。

・デメリット③住み始めるまでに時間がかかる

戸建てリノベーションの三つ目のデメリットは、住み始めるまでにある程度の時間がかかることです。建て替えに比べると工期は短いですが、既に完成している建売住宅やマンションに住むことを考えると、長いと感じる方もいるでしょう。特にお子様の入園、入学、ご自身の転勤など、入居したい時期がはっきりしている場合は、早めの動きだしが肝心です。

骨組みまで解体して住まいをつくり上げるスケルトンリノベーションの場合、打ち合わせに2〜3ヶ月程度、工事に2〜4ヶ月程度かかります。工事中は自宅で生活できないため、ホテルや賃貸マンションなどの仮住まいも用意しなければなりません。中古住宅を購入してリノベーションする場合は、工事期間に加えて物件探しの期間も必要です。工事が予定より長引いてしまうケースもあるため、余裕をもったスケジュールを確保しましょう。

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■戸建てリノベーションのポイント

戸建てリノベーションを成功させるポイントは、次の3つです。

・ポイント①建物の構造や状態を正しく確認する

戸建てリノベーションは新築とは異なる不確定要素が多いのですが、そんな中でもできる限り正確に建物の状態を把握しようとすることが非常に大切です。リノベーションの設計をはじめる前には、新築時の図面をもとに建物の構造や給排水管や排気のルートなど詳細なつくりを確認します。また図面だけでは読み取れない部分や、現状と異なっている部分もあるので、念入りな現地調査も必要です。

入念な事前調査を行うことで、トラブルを未然に防ぎ、予算の超過リスクを抑えることにもつながります。また解体しなければ見えない部分のつくりや劣化状況も、経験豊富な設計士はある程度の予想をしながら設計を進めるものです。リノベーションの経験が豊富な会社に依頼することも、満足度の高い住まいを叶える第一歩となります。

・ポイント②周囲の環境や規制を確認する

自分が所有している戸建て住宅の場合、基本的には外装から内装、間取りまでほとんどすべて自由にリノベーションできます。しかし、建築基準法など守るべき規制は存在するため、事前に確認しておくことも大切です。

例えば戸建て住宅なら床面積を増やす「増築」もできますが、建ぺい率や容積率などの制限があるので、それをオーバーして敷地ギリギリまで建物を広げることはできません。また構造上、壊せない壁や柱があって、間取りに制約がでることもあります。

また戸建て住宅の場合、前面道路の広さにも注意が必要です。今は広い道路に接していない「再建築不可物件」でも木造二階建てなら大規模リノベーションができますが、2025年4月以降は法改正により希望のリノベーションができなくなる可能性があります。また道路が狭いと、資材搬入のトラックや重機が入りにくいので、工事費用も高くなりがちです。

・ポイント③理想のリノベーションを考える

新築時の状態まで回復させる“リフォーム”とは違って、“リノベーション”では住まいに新しいデザインや機能性をもたせることができます。そのため「こんな住まいにしたい」という理想のリノベーションをイメージしておくことがとても大切です。

限られた予算内で満足度を高めるには、こだわりたい箇所にしっかりと予算を割くことも重要。「リビングの内装には妥協しない」「必ず浴室は広くする」など、自分たちにとって優先度の高い部分とそうでない部分をはっきりさせておきましょう。それ以外の部分は最小限にとどめることで、めいっぱいこだわりを反映しながら予算内でリノベーションを実施できるはずです。

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■戸建てリノベーションのトータル費用相場

300万円以上の大型リフォーム実施者調査によると、2017年の一戸建てのリフォーム費用は平均621.9万円(※)。内訳を見ると、半数以上が300〜500万円未満のリフォームでしたが、1,000万円を超える大掛かりなリノベーションをされた方も15%ほどいました。
※出典:2017年 大型リフォーム実施者調査/(株)リクルート調べ

築年数が古く、家全体に傷みがでてきている場合、住まい全体のフルリノベーションがおすすめです。一戸建てをフルリノベーションした場合の費用相場は、床面積によっても変わります。

【床面積別】戸建て住宅のフルリノベーションの費用相場

床面積60㎡80㎡100㎡
費用相場1,000〜1,400万円1,200〜1,600万円1,300〜1,800

また予算によっては「水回りのみ」「よく使う1階のみ」など、部分的なリノベーションを検討することもあります。
リノベーション箇所ごとの費用相場を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

トイレ→トイレのリノベーション事例12選!リフォームの費用相場や注意点は?
浴室→おしゃれなお風呂・浴室のリノベーション事例13選!費用相場も紹介
洗面所→洗面所のリノベーション・リフォームの費用は?おしゃれな事例10選をご紹介
キッチン→【タイプ別】キッチンリフォーム事例10選!費用相場やかかる期間は?
リビング→おしゃれなリビング・居間のリフォーム・リノベーション事例10選!
和室→和室をおしゃれな洋室にリフォーム!施工事例や抑えるべきポイントをご紹介!

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■戸建てのリノベーションに参考できる施工事例3選

ここからはグローバルベイスが手がけた、戸建てのリノベーションの参考になるような施工事例を3つご紹介いたします。

・事例①プライベートスパのある海外風リノベーション

工事費非公開
専有面積177.05㎡
築年月平成12年5月
事例①プライベートスパのある海外風リノベーション

築20年超の3階建の一戸建て住宅を、フルリノベーションされた事例です。以前は麻布十番のマンションにお住まいでしたが、コロナ禍で在宅勤務が増えて都心部に住む必要がなくなったことから、ほどよく都心部へのアクセスもよい大岡山の戸建て住宅へと引っ越しをされました。

リノベーションのテーマはヨーロッパ風。寝室や浴室のある1階から2階までは落ち着いた雰囲気でまとめ、3階には光あふれるリビングをつくりました。特にこだわったのは、1階の浴室エリア。大きな浴槽の隣には岩盤浴スペースもつくり、プライベートスパのような贅沢な空間が完成しました。

リノベーションのテーマはヨーロッパ風
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=190

→こちらのリノベーション事例を詳しく見る

・事例②メゾネットの可能性を広げる洗練されたリノベーション

工事費非公開
専有面積129.02㎡
築年月昭和52年2月
事例②メゾネットの可能性を広げる洗練されたリノベーション

こちらはマンションのリノベーション事例ですが、一戸建てのように住戸内が二階層に分かれたメゾネットタイプの一室です。広さも129㎡とゆとりがあり、大きな吹き抜けや中庭もあります。

細切れだった間取りは、吹き抜けの開放感を活かせるオープンな間取りに変更。黒いスケルトン階段は光や視線が抜けるため圧迫感がなく、おしゃれなアクセントとしても役立ちます。

吹き抜けのリビングには大きな窓があり、たっぷりと光が降り注ぎます。ダイニングキッチンからは中庭が臨め、気持ちいい食事の時間も過ごせそうです。2階には吹き抜けに面したビューバス、1階にはウォークスルークローゼットから寝室につながるシャワールームをつくるなど、水回りにもこだわりました。

吹き抜けのリビングには大きな窓があり、たっぷりと光が降り注ぎます

→こちらのリノベーション事例を詳しく見る

・事例③グランドフロアでのびのび暮らす家族のリノベーション

工事費990万円
専有面積59.37㎡
築年月昭和43年9月
事例③グランドフロアでのびのび暮らす家族のリノベーション

こちらもマンションの一室ですが、プールができるような専用庭もあり、まるで一戸建てのように過ごせる物件です。1階なので階下への足音も気にせず生活でき、ベビーカーの出し入れがしやすいなどのメリットもあります。

リノベーションで大きく変わったのは間取り。壁付けキッチンを対面式のL字に変更したことで、リビングにいるお子様のようすを見守りやすくなりました。キッチンの背面には、アーチの入り口がおしゃれなパントリーを配置。ウォーターサーバーやワインセラーがすっきり片づき、お子様のいたずら防止にも一役買っているそうです。

およそ60㎡とコンパクトな物件なのでウォークインクローゼットは断念し、広めの脱衣所に下着やタオルをしまえる棚を設置するなど工夫をしました。リビングや寝室にはたっぷりと壁面収納をつくっているので、収納場所には困りません。

広めの脱衣所に下着やタオルをしまえる棚を設置するなど工夫をしました

→こちらのリノベーション事例を詳しく見る

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■一戸建て/実家のリノベーションならグローバルベイスへ

戸建てリノベーションは、新築より安く理想の家づくりができる一方、費用にバラつきがあったり想定外のトラブルが起こりやすかったりと注意点もあります。成功のカギは、事前の入念な調査で建物の状態をしっかりと把握すること。おしゃれなリノベーション事例を参考にしながら、理想の住まいを実現しましょう。

こだわりの詰まったおしゃれな戸建てリノベーションを実現させたい方は、リノベーションの経験が豊富なグローバルベイスにご相談ください。東京渋谷と大阪梅田には、リノベーションに特化したショールームもご用意しております。

→東京ショールームでできること・アクセス
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編集者: 村田日菜子

みなさんの豊かな暮らしと住まいづくりをサポートしたい!建築学科卒業後、住宅ジャンルを専門とするライターに。住宅購入からリフォーム、資金計画まで、難しい情報も分かりやすくお伝えします。

監修者:原田 直生之
宅地建物取引士の有資格者。

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