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タンクレストイレのリノベーション事例7選!メリット・デメリットとは

スタイリッシュでおしゃれなイメージと機能面から、タンクレストイレは人気があります。タンクレストイレへの憧れから、リノベーションの際に設置を検討する方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、タンクレストイレのメリットやデメリット、トイレの価格やリノベーション費用を解説したうえで、おしゃれなリノベーション事例を紹介していきます。

トレイットペーパー収納がフォーカルポイント
こんな方におすすめの記事です
  • タンクレストイレのメリットやデメリットを知りたい方
  • タンクレストイレへのリノベーションの費用相場を知りたい方
  • タンクレストイレのリノベーション事例を見たい方

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■タンクレストイレとは?

タンクレストイレとは、洗浄用の水を溜めるタンクがないトイレのことをいいます。タンク式トイレは、便器の背面のタンクに溜めた水で洗浄するのに対して、タンクレストイレは、水道と直結して水道水の水圧で流す仕組みとなっています。

また、タンクレストイレは便器と便座が一体型になっていることも特徴です。タンクレストイレは温水洗浄便座が標準装備されているのが一般的で、お手入れのしやすさに配慮された商品が、各メーカーから展開されています。

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■タンクレストイレのメリット

タンクレストイレは、見た目がスタイリッシュでおしゃれなことに加えて、タンク式トイレと比較して機能面によるメリットもあります。

・デザイン性が高く室内がすっきりとする

タンクレストイレはタンクがないため、タンク式トイレよりも、高さや奥行が抑えられたコンパクトなサイズです。壁や床に余白が多く残ることから、圧迫感を感じにくく、トイレ内がすっきりとして見えます。

また、タンク式トイレと比べてフォルムが美しく、商品によってはカラーバリエーションが豊富なことからも、スタイリッシュなトイレ空間を実現しやすいです。

・掃除がしやすい

タンクレストイレは凹凸が少ないすっきりとしたデザインのため、ホコリや汚れが溜まりにくく、表面積が小さいことからも、拭き掃除がしやすいこともメリットです。

また、タンクレストイレは、汚れにくい素材が使われている商品が中心です。タンクレストイレは各メーカーが力を入れていることから、お手入れのしやすさに配慮した機能を付加した商品が展開されています。たとえば、泡で飛沫を抑える、除菌水で黒ずみや輪じみを防ぐ、あるいは便器やノズルを自動洗浄するといった、お手入れのしやすい機能がついたタンクレストイレもあります。機能面を比較して、自分に合ったものを選びましょう。

・節水効果が高い

20年ほど前は、トイレの洗浄には約13Lもの水が使われていましたが、最近では節水が進んでいます。タンク式トイレでも5L前後の水で洗浄できる商品もありますが、タンクレストイレではさらに節水効果が高い、3.8Lの水で洗浄できる商品も出ています。

・水を連続で流せる

タンク式トイレは水を連続して長そうとすると、水がタンクに溜まるのを待たなくてはならないことがあります。一方でタンク式トイレは水道に直結していることから、連続して水を流すことが可能です。

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■タンクレストイレのデメリット

タンクレストイレの設置にあたっては手洗い器が必要なほか、高機能ゆえのデメリットもあります。ただし、停電時に水を流すときの問題や水圧が低い場合の設置の難しさは、技術の進歩によって改善されてきています。

・手洗い器が別に必要

タンクレストイレは手洗い器がついていないため、手洗い器が別に必要です。手洗い器のついたタンクレストイレもありますが、商品が限られていて、タンク式トイレに近いデザインです。

そのため、タンクレストイレはタンクがないことによりコンパクトではありますが、手洗い器の設置スペースが必要になることや手洗い器の設置費用がかかることがデメリットです。比較的コンパクトな手洗い器もありますが、リノベーションでタンク式トイレからタンクレストイレに変える際には、手洗い器の設置スペースが確保できるか確認が必要です。また、リノベーションにあたっては、手洗い器のための配管を行う必要があります。

ただし、手洗い器にもよりますが、タンク式トイレに備えられた手洗い器よりも手が洗いやすいものが多いことから、必ずしもデメリットとはいえないでしょう。

・停電したときに水を流せない

タンクレストイレは手動レバーがなく、水を流すときに電気を使用していることから、停電時には通常の方法で水を流すことができません。商品によっては、停電時にカバー内にある手動レバーで水を流すことができますが、バケツの水で流さなければならない商品もあります。

タンクレストイレは、停電時にいつもと同じ方法で水を流せないことを不便に感じる可能性があります。

・水圧が低い場合には設置が難しい

タンクレストイレは水道管から直接水を流すため、水圧が低い場合には設置できない可能性があります。一般的に水圧が低いケースで多いとされるのは、高台に立地するマンションや戸建て、マンションの高層階、戸建ての2階以上、古い建物などです。

ただし、最近では水圧が低い場合に補うブースター付きの商品があることから、水圧が低くても設置しやすくなっているため、設置できないケースは限られています。

・温水洗浄便座部分だけを交換できない

タンク式トイレは温水洗浄便座が故障したときなどに、温水洗浄便座の部分だけを交換することができます。一方、タンクレストイレは温水洗浄便座が便器部分などと一体化した商品のため、温水洗浄機能が壊れたときに、温水洗浄便座を購入して交換するといったことができません。温水洗浄機能が故障したときには、メーカーへの修理依頼が必要なため、修理費用が高くつくことや直るまでに日数がかかることがあります。

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■タンクレストイレの価格とリノベーション費用の相場

タンクレストイレの価格はタンク式トイレよりも高価です。ただし、メーカーや商品によって幅があり、20万円を切る商品もある一方で、40万円、60万円といった商品もあります。

タンクレストイレへのリノベーション費用は、既存のトイレなどの撤去や処分、タンクレストイレや手洗い器の設置、内装材の貼り替えなどの費用を合わせて、50万円程度はかかります。

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■タンクレストイレのおしゃれなリノベーション事例

リノベーションでタンクレストイレを設置すると、どのような空間を実現できるのでしょうか。実際にマンションのリノベーションでタンクレストイレを設置したおしゃれな事例を紹介していきます。

・白で統一されたスタイリッシュなトイレ

白で統一されたスタイリッシュなトイレ

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こちらはセカンドハウスとして使用されている、非日常的な雰囲気が漂う住まいの事例。トイレは白を基調としていて空間に広がりが感じられます。また、グリーンのアートがフォーカルポイントとなっていて、生活感を感じさせないスタイリッシュな空間に彩りを与えています。

トイレの広さにゆとりがあり、手洗い用に一般的なコンパクトな手洗い器ではなく、洗面器が設置されているため、ゆったりと手洗いなどができます。

・空間の広がりを感じる鏡のあるトイレ

空間の広がりを感じる鏡のあるトイレ

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こちらはファミリーのための上質な住まいにリノベーションした事例です。

トイレは「白×黒」のモノトーンのコーディネート。黒の壁面に取り付けられた黒の水栓や手洗い器がおしゃれな印象です。白の壁の方にも黒のペーパーホルダーが設置されていることで、まとまりが感じられます。

また、壁一面に取り付けられた横長の鏡は、空間に広がりを与える効果を与えています。鏡はゲストが見だしなみを整えるのにも使えるなど、実用的なアイテムでもあります。

・黒の壁は飲食店がお手本

黒の壁は飲食店がお手本

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こちらは施主様のこだわりが随所に込められた、夫婦2人の住まいの事例です。カフェなどの飲食店を彷彿させるLDKと住まい全体のデザインテイストが統一されています。

トイレは壁や収納、ペーパーホルダーまでが真っ黒という印象的な空間。これは「飲食店で見た、真っ黒なトイレがカッコいいので取り入れたい」という、施主様のアイデアをもとにしたものです。

黒い壁にタンクレストイレが映える、まるでお店のようなおしゃれなトイレが実現しました。

・トレイットペーパー収納がフォーカルポイント

トレイットペーパー収納がフォーカルポイント

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海外のホテルライクな部屋をイメージしてリノベーションした、夫婦2人の住まいの事例です。

トイレは色味を抑えたペールトーンを中心としたカラーコーディネートで、上品な印象です。タンクレストイレにしたことで、トイレットペーパー収納が映えてフォーカルポイントになっています。遊び心も感じられる海外インテリア風のトイレが実現しました。

・白のカウンター&棚でメリハリある空間に

白のカウンター&棚でメリハリある空間に

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こちらはファミリー向けにリノベーションした事例。トイレはグレー系のカラーを基調としたシンプルな空間です。

カウンターや棚といった横ラインのアイテムを設置したことで、空間に広がりが感じられます。また、色を白にしたことでタンクレストイレや手洗い器とまとまりがあるうえに、抜け感が生まれてメリハリのある空間となりました。

・洗面室とトイレをワンルームに

洗面室とトイレをワンルームに

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一人暮らしの住まいで、トイレと洗面脱衣室を一体化した空間に、タンクレストイレを設置した事例です。白を基調としているので清潔感があり、黒のフレームなどが空間を引き締めています。

日本ではトイレと洗面脱衣室を別に設けるのが一般的ですが、欧米では一体化するのはオーソドックスな間取り。トイレと洗面脱衣室を一体化すると開放感があり、タンクレストイレがマッチするおしゃれな空間をつくれます。また、洗面台で手洗い器を兼ねられるため、空間を有効活用できることもメリットです。

家族で暮らす住まいでは、トイレと洗面脱衣室を一体化すると、洗面台や洗濯機を使用するときや、お風呂に入るときなどに使いにくさを感じる可能性がありますが、一人暮らしの場合には選択肢となります。

・“タンクレストイレ風”の機能的なフロートタイプ

“タンクレストイレ風”の機能的なフロートタイプ

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こちらも一人暮らしの住まいで、トイレと洗面脱衣室を一体化した事例です。一見するとタンクレストイレのように見えますが、実はタンク部分を壁に埋め込んだフロートトイレです。

床から浮かせたフロートトイレにしたのは、掃除のしやすさを重視した施主の希望によるもの。タンク部分は壁面に埋め込めるドイツ製で、便器はイタリア製、温水洗浄便座は日本製と3つを組み合わせたことで実現しました。タンク部分に問題が起きたときも、リモコンを取り外せば壁を壊さなくても修理ができるように配慮されています。

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■まとめ

タンクレストイレはおしゃれなアイテムですが、内装や手洗い器などにもこだわることで、スタイリッシュなトイレ空間が実現できます。また、リノベーションでは住まい全体のイメージに統一感を持たせることも大切です。リノベーションでタンクレストイレを設置する際には、リノベーション会社などのプロにプランを相談してみましょう。

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編集者: u-room

メーカー勤務のかたわらインテリアスクールに通い、インテリアコーディネーターに転身した経歴を持つ。現在はフリーランスのライターとして、住宅関係のほか、求人広告やインタビュー取材などの執筆を手掛ける。インテリアコーディネーター資格を保有。ワインとビール、インテリアショップ&美術館巡りが好き。夫と2人の息子の4人家族。

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