リノベーションとは
リノベーションとは、簡単にいうと「建物に“付加価値”を加えること」、つまり現状の部屋を大きく変えて、「住みたいと思える部屋に改装すること」と言えます。たとえば、以下のような内容はリノベーション工事と言えます。
・家族の対話の時間を増やすために、独立性キッチンからオープン型キッチンへ間取りを変更する
・空気環境を快適にするために、湿度を一定に保ち、においも吸収してくれるエコカラットという特殊なクロスを壁全面に取り入れる
・従来の一般的なデザインのマンションから北欧風のデザインに全面的に変更する
一口にリノベーションといっても、様々な種類がありますが、「居住者の好み・希望のスタイルに合わせた改装」であるという点はすべてのリノベーションの概念に共通して言えます。
単純に「住むため」というより「こんな家に住みたい」という理想を、実際の部屋の間取り、設備、機能などに落とし込んでいるのがリノベーション、ということですね。
間取りを大きく変える、内装を自分好みのデザインにアレンジする、古くなった内装や設備を一新して新築並みにに使いやすくする・・・
そういった、「これまで以上」「プラスアルファ」といった要素が、リノベーションでの改装にともなうイメージです。
参照/
リノベーションとは | 一般社団法人 リノベーション協議会
リフォームとは
一方、リフォームは「劣化・故障する以前の、元の状態に(またはそれに近い状態に)戻す」工事と言えます。
そのため、リフォームは「原状回復工事」と呼ばれることもあります。具体的には以下のような内容のものが、
一般に「リフォーム工事」と言われます。
・子供が傷をつけてしまった建具や設備を補修する
・ペットの影響で傷ついたクロスとフローリングを新しいものに張り替える
・経年劣化している玄関タイルを新しく張り替える
リノベーションと同じくリフォームも様々な方法がありますが、「元の状態に戻す」という点は各リフォームで共通しています。
つまり、劣化した箇所を補修し、マイナスをゼロにするための工事がリフォームと言えます。
→リフォームって?メリット・デメリットや費用相場を解説
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リノベーションとリフォームの違いとは?
リノベーションとリフォームの違いは、とてもざっくりした言い方をすると、「ライフスタイルに合った住まいに変えるか」か、「劣化・故障する前の元の状態に戻す」か、という違いです。もちろん、前者がリノベーションで、後者がリフォームです。
言い方を変えると、「マイナス(劣化・故障)をプラス(付加価値)にする」のがリノベーションで、「マイナス(劣化・故障)をゼロ(元の状態に戻す)にする」のがリフォームと言えます。
そのため、一般的にリフォームよりもリノベーションの方が工事規模が大きく、相応のコストもかかります。一方でリフォームでは、デザインの統一性が損なわれる可能性があり、ライフスタイルに合った住まいを実現できないこともあります。
| |
リフォーム |
リノベーション |
| 住宅の性能 |
元の状態に戻す |
向上させる |
| 費用 |
数十万円~数百万円 |
数百万円~1000万円以上 |
| 工事規模 |
比較的小規模 |
比較的大規模 |
| 工事規模 |
比較的小規模 |
比較的大規模 |
| メリット |
リノベーションよりも工期やコストを抑えられる |
現代のライフスタイルに合った間取りやデザイン、設備にできる |
| デメリット・注意点 |
デザインの統一性が損なわれる可能性があるライフスタイルに合った住まいにならないことがある |
居住できるまでの期間が長くなりやすく、コストもかかる。 |
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リノベーションのメリット、デメリット
・リノベーションのメリット
リノベーションのメリットについて、それぞれ詳しく見ていきます。
●メリット①新築よりもコストを抑えられる
リノベーションの大きなメリットのひとつが、コストを抑えられることです。既存の建物を活用するため、新築住宅に比べて建築費を削減することができます。予算に合わせて工事の範囲を調整したプランニングをすることも可能です。近年、新築物件の価格は上昇傾向が続いており、特に首都圏ではバブル期並みの水準に高騰しています。そこで、値段が下がった中古住宅を購入しリノベーションすることで、住宅コストを抑えてマイホームを実現することができます。
●メリット②立地条件がいい
リノベーションのもうひとつの魅力は、立地条件が良い物件を選びやすいことです。利便性が良く人気の高いエリアにはすでに多数の住宅が建てられているため、土地の空きがほとんどないことも珍しくありません。そのため新築住宅は、郊外や新興住宅地に建てられることが多く、利便性が劣る場合があります。一方、中古住宅は都市部や利便性の高いエリアにも多く立地しているため、物件の選択肢が幅広いです。中古住宅を購入してリノベーションすることで、通勤・通学や買い物がしやすく利便性の高い立地に住むことができます。
●メリット③今どきの間取りや最新の設備にできる
リノベーションは、ただ単に住まいの内装を新しくするだけでなく、古い間取りを現代のライフスタイルに合わせて変更したり、最新の設備を導入したりすることが可能です。たとえば、独立キッチンや壁付けキッチンから対面キッチンの開放的なLDKに変えたり、ウォークインクローゼットやランドリールームなどを取り入れたりすることで、住まいの快適性が大幅に向上します。また、最新の省エネ設備やスマートホーム機能を導入すれば、日々の生活がより便利で効率的になるでしょう。
●メリット④ライフスタイルや家族構成に合った住まいにできる
リノベーションなら、ライフスタイルや家族構成に合わせたカスタマイズが可能です。たとえば「家族が増えたので子ども部屋を増やしたい」「子どもが巣立ったので子ども部屋をなくし、その分リビングを広げたい」「在宅勤務ができるホームオフィスがほしい」といったニーズに合わせて住まいをアップデートすることが可能です。
●メリット⑤好みのデザインの住まいに変えられる
リノベーションでは、マンションであれば内装(専有部分)に、戸建てであれば内装と外観に手を加えることが可能です。自分好みのデザインを自由に取り入れ、個性を反映した住まいを作り上げることができます。たとえば「ヴィンテージ感のある重厚な空間」「生活感のない無機質でモダンな空間」「ナチュラルでリラックス感のある空間」など、こだわりを盛り込んだ住まいが実現できます。
●メリット⑥資産価値が向上する
リノベーションを行うことで、住まいの資産価値が向上するケースも少なくありません。建物の断熱性を高めたり、設備を最新のものにアップグレードしたりすることで、物件の市場価値が上がることが期待できます。将来的に住まいを売却する際、リノベーションによって加えられた付加価値が、売却価格のアップにつながる可能性があります。
●メリット⑦環境問題に貢献できる
リノベーションは、環境にも優しい選択肢です。既存の建物を再利用することで、新たな建材の消費を抑え、建築廃材の発生を減らすことができます。さらに、エネルギー効率の高い設備を導入することで、住まいの省エネ性能を向上させて地球環境への負荷を軽減することも可能です。リノベーションは、持続可能な社会の実現に貢献できるという点でも注目されています。
・リノベーションのデメリット
リノベーションのデメリットについてもそれぞれ詳しくみていきます。
●デメリット①居住できるまでの期間が長くなる
リノベーション済み住宅や新築分譲住宅なら、引き渡し後すぐに入居することができますが、中古住宅を購入してリノベーションする場合は、工事が完了するまで住み始めることができません。特に、古い建物を現代の基準に合わせて改修する場合や、間取りを一新するスケルトンリノベーションの場合は工期が長くなります。近年は災害の発生や世界情勢の変化もあるため、何らかの理由で工事が長引く場合も想定し、住まいが完成するまでのスケジュールに余裕を持たせておくとより安心です。
●デメリット②工事費用が高くなり、リフォームローンでまかなえないことがある
リノベーションは、リフォームに比べて工事の範囲や規模が大きくなりやすいため、工事費用が高額になりやすい傾向があります。特に、断熱性の向上や耐震補強工事、水まわり設備の大幅な移動などの大規模な変更をともなうプランでは、当初の予算を大幅に超えてしまうケースも。そのため、住宅ローンに比べて借入上限額が低いリフォームローンでは対応できず、追加の資金調達が必要になる場合があります。
●デメリット③ローンの金利が高くなることがある
リノベーションの資金として、リフォームローンを利用するケースもあるでしょう。リフォームローンはマイホームを担保に入れる有担保型と、担保のいらない無担保があり、無担保型の方が金利が高めに設定されています。また、両タイプともに住宅ローンに比べると金利が高く、返済期間も短いことが特徴です。なお、リノベーションを前提に中古住宅を購入する場合には、工事費用を住宅ローンに組み入れることも可能です。住宅ローンの融資を受けた後から工事費用分を追加することはできないため、プランニングは計画的に進めましょう。
●デメリット④建物の耐久性が低いことがある
リノベーション対象の物件が古い場合、建物の劣化が進んでいたり、現在の耐震基準に適合していなかったりする場合があります。戸建ての場合は耐震補強工事を施すことが可能ですが、マンションの場合、建物の補強工事を個別に行うことはできません。ただし築年数が経過していても、適切な定期メンテナンスや大規模改修により充分な耐久性を備えている場合もあるため、単純に築年数のみで判断することは難しいといえます。そのため、物件の購入前にホームインスペクション(第三者の専門家による住宅診断)を受けることがおすすめです。
●デメリット⑤個性的なリノベーションをすると売りにくい
リノベーションの大きな魅力のひとつが、住まいを自分好みの個性的なデザインや間取りを実現できること。しかしながら、物件を売却する際には、その個性がマイナスに作用する場合もあるため注意が必要です。特定の趣向やスタイルが強い住まいは、一般的なデザイン・間取りの物件に比べて、買い手が見つかりにくくなる傾向があります。もちろん自分で住み続けるのであれば問題ありませんが、将来的な売却を視野に入れている場合は、バランスの取れたデザインを心がけた方がよいかもしれません。
●デメリット⑥リノベーションの自由度は物件による
リノベーションの自由度は、物件の構造や規約に左右されます。特にマンションの場合、共用部分に手を加えることができないほか、管理規約でリノベーションの内容に一定の制約が定められています。なかには間取りの変更や使用する建材を厳しく制限しているケースもあり、思い描いていたリノベーションプランが実現できない場合もあります。また、戸建ての場合は外観に手を加えることも可能ですが、地域によっては景観条例により外観の変更に制限を設けていることもあるため、観光地や高級住宅街の物件は注意が必要です。物件選びの段階で、希望のリノベーションが実現可能かどうかを不動産会社やリフォーム会社に相談するとよいでしょう。
| 項目 |
詳細 |
| メリット |
①新築よりもコストを抑えられる ②立地条件がいい ③今どきの間取りや最新の設備にできる ④ライフスタイルや家族構成に合った住まいにできる ⑤好みのデザインの住まいに変えられる ⑥資産価値が向上する ⑦環境問題に貢献している |
| デメリット |
①居住できるまでの期間が長くなる ②工事費用が高くなり、リフォームローンでまかなえないことがある ③ローンの金利が高くなることがある ④建物の耐久性が低いことがある ⑤個性的なリノベーションをすると売りにくい ⑥リノベーションの自由度は物件による |
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リフォームのメリット・デメリット
リフォームは建て替えやリノベーションよりもコストや工期を抑えられる反面、デザインの統一感が損なわれることやライフスタイルに合った住まいにできないことがあります。こうしたリフォームのメリット・デメリットについてみていきます。
メリット①建て替えやリノベーションよりもコストを抑えられる
リフォームによるコストは範囲やグレードにもよりますが、数十万円から数百万円程度の費用でできるため、リノベーションや建て替えよりもコストを抑えられることがメリットに挙げられます。
リノベーションでは数百万円から1000万円以上の費用がかかります。また、戸建ての建て替えでは2000万円~5000万円程度の費用が目安となります。
メリット②建て替えやリノベーションよりも工期を抑えられる
リフォームは建て替えやリノベーションよりも工期が短く、居住できるまでの期間が短いこともメリットです。
建て替えでは仮住まいが必要であり、居住中の住まいのフルリノベーションも仮住まいが発生することが多いです。リフォームは1日~数日程度で終わる工事もあり、リフォームの範囲によりますが、基本的には仮住まいが発生しません。
メリット③気になる箇所だけを変えられる
リフォームは内装や外装、設備のうち、老朽化などによる劣化が気になる箇所や故障した箇所だけを選択した修繕します。そのため、リフォーム後の住まいがイメージしやすく、大きく変化することはほとんどありません。
今の住まいの間取りや生活動線が変わらないことや、雰囲気をそのまま残せることをメリットに感じる人もいます。
デメリット①デザインの統一感が損なわれる可能性がある
リフォームは住まいの一部の修繕を行うため、リフォーム箇所のみが真新しい状態になり、古い箇所と新しい箇所があることによる違和感が生じる可能性があります。また、既存の部分との調和がとれず、デザインの統一感が損なわれることも考えられます。
住まい全体のデザインの統一感を重視したい場合には、リノベーションを検討しましょう。
デメリット②ライフスタイルに合った住まいにできないことがある
リフォームで最新の設備を導入したり、内装や外装を一新したりしても、その部分が新しくなるだけです。そもそも間取りが家族構成やライフスタイルに合っていなければ、さほど生活の利便性が向上しないことが考えられます。
住まい全体の間取りや生活動線に暮らしにくさを感じている場合にも、リノベーションの検討がおすすめです。
デメリット③住まい全体の老朽化に対応できないことがある
戸建て住宅で老朽化によって躯体が傷んでいるケースでは、大規模なリフォームやリノベーションが必要です。また、築古物件で住まい全体が老朽化しているケースでは、既存の間取りでは現代のライフスタイルに合わないことが考えられます。
こうしたケースではリフォームでは対応しきれないことがデメリットといえ、リノベーションが向いています。
・リフォームのメリット・デメリットのまとめ
| 項目 |
詳細 |
| メリット |
①建て替えやリノベーションよりもコストを抑えられる ②建て替えやリノベーションよりも工期を抑えられる ③気になる箇所だけを変えられる |
| デメリット |
①デザインの統一感が損なわれる可能性がある ②ライフスタイルに合った住まいにできないことがある ③住まい全体の老朽化に対応できないことがある |
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リノベーションとリフォームに向いている人はどんな人?
リノベーションが向いている人
・間取りを変えたい
部屋の位置を入れ替えて変えて効率の良い生活動線にしたい、子ども部屋を確保するために居室を増やしたい、子どもが独立したので部屋数を減らしたい、といった希望がある人には、間取り変更をともなうリノベーションが適しています。
・住まいの性能をアップしたい
室内をすべて解体してから行うスケルトンリノベーションであれば、壁や床に断熱材追加して省エネルギー性能をしたり、建物の構造に耐震補強工事をしたりすることができます。
・新築同様にしたい
老朽化した内装や設備を入れ替えて、新築同様の空間にしたい人にはリノベーションがおすすめです。スケルトンリノベーションなら、自分好みのこだわりのインテリアや個性的な間取りも実現できます。
→リノベーションに向いている人とは?ご希望状況や施工事例からわかりやすく解説します
リフォームが向いている人
・工事費用を抑えたい
必要な箇所だけをリフォームすることで、予算の範囲内で住まいをリフレッシュすることができます。中古住宅ではキッチンや浴室といった水まわりに使用感が出やすいため、これらの設備を優先的に入れ替える人が多いようです。
・できるだけ早く入居したい
転職や子どもの入学時期などの事情からできるだけ早めに入居したい人には、部分リフォームが向いています。リフォームの範囲が狭く簡易な工事になるほど、工期も短くなります。
・今の住まいのイメージを変えたくない
室内を一新するリノベーションは住まいの印象を大きく変えてしまいます。今の間取りを気に入っている人、イメージを変えたくない、という人にはリフォームが向いているでしょう。
リノベーションとリフォームにかかる費用の比較と近年の費用相場推移
リノベーションにかかる費用
中古住宅のフルリノベーション費用は、躯体の状態まで解体するスケルトンリノベーションと、表層と設備のリノベーションの違いなど、工事の範囲によって大きく異なります。また、キッチンやユニットバス、トイレなどの水回り設備をはじめ、内装材や建具、戸建てでは外装材などのグレードによっても左右されます。
戸建ては、外装や躯体の状態など築年数による老朽化によるコストの差が大きい傾向があります。外装のリノベーションを含むと、マンションよりも費用がかかります。
→リノベーション(中古マンション)の費用相場はどれくらい?
| 住宅種類 |
費用相場 |
| マンション |
15万円~22万円/㎡ |
| 戸建て |
10万円~35万円/㎡ |
リフォームにかかる費用
リフォームの費用は工事の種類や施工面積によって異なるため、単純な比較は難しくなります。キッチンや浴室、トイレなどの水回り設備は、グレードによって価格に大きな差が出やすいです。人工と呼ばれる人件費との兼ね合いから、壁紙やフローリングなどの内装材は広い面積を張り替える方が、平米当たりのコストは抑えられます。
また、部分リフォームを繰り返すよりも、複数箇所をまとめて一度に施工する方が、工事費用の総額は安くなります。
→リフォームにかかる費用はいくら?場所別の相場や費用を抑える方法を解説
| リフォーム箇所 |
費用相場 |
| キッチン |
60万円〜150万円(キッチンのみ入れ替え) 80万円〜200万円(周囲の内装も含む) |
| トイレ |
12万円~50万円(便器の交換) 25万円〜75万円(内装まで一新) |
| 浴室 |
80万円~170万円(システムバス→システムバス) 100万円〜200万円(在来工法→システムバス) |
| 洗面室 |
10万円〜35万円(システム洗面台の交換) 20万円〜70万円(内装まで一新) |
| クロス張り替え |
5万円~7万円(6畳・スタンダードクロス) 5.5万円~8万円(6畳・ハイグレードクロス) |
| フローリング張り替え |
10万円~20万円(6畳・複合フローリング/遮音なし) 13万円〜21万円(6畳・複合フローリング/遮音) |
リノベーションとリフォームにかかる費用相場の推移
参照/2024年(令和6年)平均消費者物価指数の動向|e-Stat政府の統計窓口
リフォーム費用・リノベーション費用はここ数年上昇しています。
裏付けとなるデータとして、総務省統計局による「2024年(令和6年)平均消費者物価指数の動向」を見ていきます。(「2024年(令和6年)平均消費者物価指数の動向」は、2020年を基準時として100としています。)
「設備修繕・維持」「システムバス」「システムキッチン」「大工手間代」「壁紙張替費」のいずれも、2020年からほぼ右肩上がりに上昇しています。中でも、「設備修繕・維持」は124.1、「設備修繕・維持」は118.1、「システムバス」は114.1と、大幅にアップしています。
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費用・予算別のリノベーション内容
さて、リノベーションとリフォームにはそれぞれどのぐらいの費用面での違いはあるのでしょうか。
結論から言うと、リノベーションだからこのぐらい、リフォームだからこのぐらい、という費用面の差はありません。
基本的にはそれぞれ工事規模により異なります。前述したとおり、リノベーションもリフォームも工事規模によって定義しているわけではありませんので、どっちがどっち、というわけではないのですね。
また、工事規模だけでなく、物件を購入するかどうかによっても総額の費用は異なります。(
こちらの記事では、物件購入とリノベーションを同時に実施した場合の費用を、さらには
ローンに関することはこちらの記事で詳しく紹介していますので、ご参照ください。)ここでは、それぞれざっくりどれぐらいの費用をかければ、どれぐらいのリノベーション工事ができるか、マンションのケースを見てみましょう。
| 費用 |
規模感 |
リノベーション内容 |
| 100~300万円 |
部分的・局所的工事 |
・キッチンや浴室、洗面所、トイレの水回り設備の交換 ・内装材の張り替え |
| 300~800万円 |
物件の一部・または全体の工事 |
・水回り設備の交換・移動/内装材の張り替え/建具の交換 ・一部の間仕切り壁の撤去・設置 |
| 800~1000万円 |
物件全体の工事 |
・表層リノベーション(内装材・設備・建具などの一新) ・部分的な間取り変更 |
| 1000万円以上 |
物件全体の大がかりな工事 |
・スケルトンリノベーションを含むフルリノベーション ・造作家具を多用 ・グレードの高い設備や内装材、建具などの採用 |
費用100~300万円のリノベーション
部分的・局所的な工事を行うことができます。
老朽化した箇所や、家族やライフスタイルに合わない使いにくい箇所などを選択して、部分的・局所的な工事ができる価格帯です。厳密にいうと、リノベーションというよりもリフォームに該当する領域も含まれます。
100万円でできるのは、キッチンと浴室のいずれかのリノベーションです。トイレと洗面所なら、両方リノベーションできます。あるいは広さによっては100万円の費用があれば、住まい全体の壁紙やフローリングを張り替えられます。
200万円~250万円程度の費用があれば、グレードによってはキッチンや浴室、トイレ、洗面所の設備を一新できます。各箇所の内装材の張り替えまでを行うには、230万円~300万円程度の費用が必要です。
ただし、水回り設備のリノベーション費用は、工事内容やグレードによる差が大きいため、キッチンだけでも300万円程度の費用がかかるケースもあります。配管工事を伴うキッチンの位置を行い、グレードの高いキッチンを選択するケースなどが挙げられます。
100万円~300万円の費用では、住まい全体を一新するリノベーションを行うのは難しいことから、優先順位をつけて必要な工事を検討しましょう。
●局所的なリノベーション事例
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=185
こちらは、洗面台のリノベーション事例です。古い洗面台を撤去して、モルタルで天板を造作した洗面台を設置しました。カラーは白・グレー・ブラックのモノトーンでまとめてクールな空間に。タイル調のクロス、スクエアのミラーと洗面ボウルなど、デザイン要素を直線で統一することでシャープな印象にまとめています。向かって左の壁に設けた扉を開けると隣の脱衣所にある収納棚につながり、歯ブラシや基礎化粧品を両側から取り出すことができます。
【事例あり】部分リフォームの費用相場とは?メリットやデメリットも徹底解説
費用300~800万円のリノベーション
設備の交換や内装材の張り替え、建具の交換の一部、または全部と、一部の間取り変更を行えます。
キッチンと浴室、トイレ、洗面所の水回り設備をすべて交換して、クロスをすべて張り替えるには、300万円以上の費用が目安となります。また、水回り設備の交換とすべてのクロスの張り替えに加えて、フローリングの張り替えを行う費用の目安は、400万円~500万円以上です。
800万円までの費用で、こうした表層リノベーションのほか、リビングと隣接する部屋の間の間仕切り壁を撤去するといった工事が可能です。
予算に合わせて既存のものを活かす箇所と、リノベーションで一新する箇所を切り分けることで、住まいのイメージを一新できます。
●間仕切り壁の撤去と内装材・建具・洗面台の変更を行った事例
こちらの事例では、間仕切り壁を撤去して2LDKから3LDKに間取りを変更し、広々としたリビングダイニングを設けました。
このほかには、床材のヘリンボーン柄のフロアタイルへの張り替え、壁や天井のクロスの張り替え、建具の交換、洗面所の洗面台の交換とタイルの貼り替えなどを行っています。
白い壁とヘリンボーンの床で構成された空間に、ドアノブやスイッチプレート真鍮のゴールドがアクセントとして光る、こだわりの空間を実現しています。
→このリノベーション事例を詳しく見る
費用800~1,000万円のリノベーション
表層リフォームと部分的な間取り変更による大規模な工事を行うことができます。
内装材・設備・建具などの一新による表層リフォームに加えて、部分的な間取り変更を行える価格帯です。ここでいう部分的な間取り変更とは、キッチンなどの一部の水回り設備を移動する、間仕切り壁の撤去と設置によって一部の部屋の形状を変えるといった工事を指します。
800~1000万円の価格帯では、既存の間取りを活かしながら、間取り変更によってライフスタイルに合った住まいに変えることができます。
●一部の間取り変更と設備・内装材を一新した事例
こちらの事例では、リビングダイニングと隣接する洋室の間仕切り壁を撤去し、もとのリビングダイニングの一部を洋室に変更。壁付けキッチンを移動してオープンキッチンにするとともに、玄関にシューズインクローゼットを設けています。
一方で、トイレと浴室、洗面台などの位置は変わっていません。また、水回り設備や内装材、建具などを一新しています。
こうしたリノベーションプランにより、オープンキッチンのあるアーバンリゾートホテルのような空間を実現しました。キッチンにはラグジュアリーな黒いタイルのカウンターがあり、お酒を楽しみながらゲストに料理を振る舞うことができます。
→このリノベーション事例を詳しく見る予算1000万円でどこまでリノベーションできる?施行部位ごとの費用や施工事例も
費用1000万円以上のリノベーション
大幅な間取り変更を含むフルリノベーションを行えます。
広さにもよりますが、以前は1000万円程度の費用で大幅な間取り変更を含むフルリノベーションが可能でした。しかし、昨今の建築資材や人件費の高騰により、スケルトンリノベーションや、部分的な解体を含む大幅なフルリノベーションをするには、1200万円~1500万円程度の費用が必要になっています。
さらに、造作家具を随所に取り入れたり、設備や内装材のグレードにこだわったりした場合には2000万円を超える費用がかかることもあります。
●フルリノベーションの事例
こちらの事例では間取りを3LDKから2LDKに変更し、大幅に改変しています。リビングダイニングキッチンを拡張し、一方で2つの洋室はコンパクトになりました。
キッチンはオープンキッチンで向きを変更して、背面の壁一面に造作のカップボードを設置しています。キッチンにはパントリー、寝室にはウォークインクローゼットを備えるなど、充実した収納も設けています。また、浴室や洗面台の位置を移動しています。
広々としたリビングダイニングには下がり天井が設けられ、間接照明の柔らかな光が天井を照らし、趣が感じられます。モノトーンを基調としたスタイルに合った住まいを実現しました。
→このリノベーション事例を詳しく見る
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リフォーム・リノベーション費用の支払い方法と安くする方法
リノベーションを前提に中古住宅を購入する場合、工事費用を住宅ローンに組み込むことができます。リフォームローンと住宅ローンを別々に利用するよりも、低金利で借りられることがメリットです。そこで、住宅ローンの種類や選び方のポイントを確認しておきましょう。
・住宅ローンの借入先を正しく選定する
住宅ローンは借り方にさまざまな種類があり、選び方次第で総支払額が大きく変わることもあります。金融機関によって金利や審査基準が異なるため、しっかりと比較して自分に合った住宅ローンを選ぶことが大切です。
●借入先を公的機関にするか、民間融資にするか
公的融資:財形住宅融資、自治体融資
民間融資:メガバンク・地方銀行・ネット銀行・信用金庫・フラット35・JA・JAバンクなど
住宅ローンの種類は、公的機関が提供する「公的融資」と、銀行や信用金庫などの「民間融資」に分けることができます。公的融資は民間融資に比べて金利が低く、有利な条件で借り入れができる一方で、対象者が限定されており利用条件が厳しい場合が多いです。財形住宅融資は、企業の財形貯蓄制度を利用している方が対象で、借入額も制限されています。自治体融資は都道府県や市区町村が提供するもので、利用条件は自治体ごとに異なります。
いっぽう民間融資は、メガバンクや地方銀行・ネット銀行・JA(農協)など、さまざまな民間金融機関で提供されています。民間融資のメリットは、選択肢が多いため自分のニーズや状況に合ったローンを選べることです。例えば、ネット銀行は手続きがネット上で完結し、金利も低めに設定されています。また、民間金融機関と住宅金融支援機構(公的団体)が共同で提供する「フラット35」というローンもあります。
●住宅ローンの選び方
住宅ローンの融資を受ける際には、金融機関の種類とローンの組み方を選ぶことになります。まず、金融機関について大まかに確認していきましょう。全国展開しているメガバンク(三菱UFJ銀行・みずほ銀行など)は資金力の大きさによる安心感が魅力です。また、地方銀行やネット銀行は、独自のサービスや低金利の商品を提供しています。さらに、各金融機関が住宅金融支援機構と共同で提供する「フラット35」は全期間固定金利が特徴で、将来的な金利変動リスクを避けたい方におすすめです。
| |
メリット |
デメリット |
| メガバンク |
資金力が大きく安心感がある 審査のスピードが早い |
審査が厳しい傾向 |
| 地方銀行 |
審査がメガバンクより緩め 地域密着型で柔軟な対応 |
金利・手数料がやや高め |
| ネット銀行 |
金利が低い |
審査が厳しい傾向 対面相談ができない |
| JA・JAバンク |
審査ハードルが低め 年収が低くても借りやすい |
組合員になる必要がある |
| フラット35 |
審査ハードルが低め |
変動金利より金利が高い |
ローンの組み方としては、「単独ローン」「ペアローン」「収入合算ローン」があります。単独ローンは、契約者1人の名義で借りるシンプルな形式です。ペアローンは、夫婦それぞれが契約者となり2本の住宅ローンを組みます。収入合算ローンは、夫婦の収入を合算して借入額を増やす方法です。「連帯保証型」と「連帯債務型」があり、配偶者の返済責任の重さに差があります。共働き夫婦の場合、ペアローンや収入合算ローンを利用することで、より大きな借入が可能になり希望の物件に手が届きやすくなるでしょう。
| |
単独 |
ペアローン |
収入合算 |
| 連帯債務型 | 連帯保証型 |
| ローン契約 |
1本 |
2本 |
2本 |
1本 |
| 住宅ローン減税 |
夫のみ |
夫婦とも利用可 |
夫婦とも利用可 |
夫のみ |
| 団信 |
夫のみ |
夫婦とも対象 |
夫婦とも対象 |
夫のみ |
| 名義 |
夫名義 |
夫婦の共有名義 |
夫婦の共有名義 |
夫名義 |
※上記表の単独ローンは夫名義、収入合算ローンは夫婦の収入を合算のうえ夫名義で借入を行うケースを想定しています。
●金利がこれからどうなるかを踏まえて検討
住宅ローンの金利には、「固定金利」と「変動金利」があり、さらに固定金利には「全期間型」と「期間選択型」があります。全期間型は借入期間全体の金利が固定されるローンです。期間選択型は3年・5年・10年のように設定した期間が固定金利となり、期間満了後は固定金利か変動金利かを選択できます。変動金利は、金融情勢の動向に応じて金利が見直されるローンです。金利が低い時期には有利ですが、将来的に金利が上昇すると返済額が増えるリスクがあります。
現在は多くの人が変動金利を選んでいますが、将来的に金利が上昇する可能性もあります。今後金融情勢がどのように変化していくかを正確に予想することはできません。そこで、金利変動のリスク分散をはかるために「固定金利70%+変動金利30%」のように金利タイプを組み合わせた「ミックスローン」を提供している金融機関もあります。
| |
メリット |
デメリット |
| 固定金利(全期間型) |
借入時に返済総額が確定する |
変動金利に比べて金利が高い |
| 固定金利(期間選択型) |
固定金利に比べて金利が低い |
借入時に返済総額が確定しない |
| 変動金利 |
固定金利に比べて金利が低い |
将来的に金利が上がる可能性がある |
また、住宅ローンの返済方法には「元利均等返済」と「元金均等返済」があります。元利均等返済は、毎月の返済額(元金+利息)が一定の返済方法です。元金均等返済は、毎月の返済額のうち元金が一定の返済方法で、返済が進むにつれて支払額が減少していきます。
| |
メリット |
デメリット |
| 元利均等返済 |
返済額が一定 返済計画が立てやすい |
残高の減りが遅い 総返済額が多い |
| 元金均等返済 |
元金の減少が早い 総返済額が少ない |
当初の返済額が多い |
・リフォーム・リノベーションに使える補助金・助成金・補助金の活用
リフォームやリノベーションを行う際に、工事の内容が一定の要件を満たす場合は補助金や助成金を活用して費用負担を軽減することができます。(※下記は2025年10月末時点の情報です。)
●リフォーム・リノベーションに使える補助金・助成金の例
●補助金・助成金活用時の注意点
補助金や助成金を利用する際には、いくつかの注意点があります。確認しておきましょう。
◇原則的に着工前の申請が必要
補助金の申請タイミングは制度により異なりますが、その多くが事前申請型です。事前申請型の場合、工事を始める前に申請・承認を行う必要があり、先に工事を始めてしまうと補助金を受けられなくなる可能性があります。
◇早期終了する場合がある
各補助金制度には予算が設定されているため、予算がなくなり次第当初の実施期間よりも早期に終了することがあります。確実に補助金の交付を受けたい場合は、早めに動き出すことが大切です。予算の消化状況は随時公表されるため、公式サイトで確認しましょう。
◇併用できない場合がある
自治体の補助金制度は、国の補助金制度と併用することが可能です(原資が国庫の場合は併用不可)。ただしリフォームの目的が重複する場合は、併用不可となるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
●リフォーム・リノベーションに使える減税制度
◇所得税控除(住宅ローン減税)
年末のローン残高の0.7%が所得税から控除される制度です。所得税から控除しきれない場合は、翌年の住民税からも一定の範囲内で控除されます。
| 控除期間 |
最大10年間(リフォームの場合) |
| 控除額 |
借入限度額(2000万円)の範囲内で年末の住宅ローン残高の0.7% |
| 最大控除額 |
140万円 |
◇所得税控除(リフォーム促進税制)
一定の要件を満たすリフォームを中古住宅に行った場合、所得税から控除される制度です。実際にかかった工事費用ではなく、国土交通省が定める工事費用相当額に基づいて算出されます。
リフォーム促進税制の所得税の控除は2025年12月までの時限措置です。子育て対応改修工事は2024年度(令和6年度)の税制改正によって新設され、当初1年間の予定でしたが、2025年度(令和7年度)税制改正によって、2025年12月まで延長されました。
| 控除期間 |
1年(工事完了年) |
| 控除額 |
工事費用相当額の10% |
| 最大控除額 |
耐震改修工事:62.5万円 バリアフリー改修工事:60万円 長期優良住宅化改修工事:80万円 三世代同居改修工事:62.5万円 子育て対応工事:62.5万円 |
◇固定資産税の減額(リフォーム促進税制)
一定の要件を満たすリフォームを行った場合、翌年度の固定資産税が減額される制度です。住宅ローンを利用していない場合も対象になります。
| 控除期間 |
1年間(工事完了年の翌年度) |
| 控除額 |
耐震リフォーム:固定資産税の1/2を軽減 バリアフリーリフォーム:1/3を軽減 省エネリフォーム:1/3を軽減 長期優良住宅化リフォーム:2/3を軽減 |
※耐震改修は特に重要な避難路として自治体が指定する道路の沿道にある場合は2年間、1/2を軽減。長期優良住宅化リフォームの場合は1年目は2/3、2年目は1/2を軽減。
◇贈与税の非課税措置(住宅取得資金に係る贈与税の非課税措置)
親や祖父母から、住宅取得資金の贈与を受けた場合に利用できる住宅取得資金に係る贈与税の非課税措置は、住宅の新築や取得のほか、リフォームも対象となります。一定の要件を満たす場合、一定額まで贈与税が非課税となります。
| 対象期間 |
贈与を受けた年 |
| 非課税額の上限 |
一般住宅:500万円 質の高い住宅:1,000万円 (断熱等性能等級4以上、耐震等級2以上など) |
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リノベーションの流れ
/スケジュール
ここでは、リノベーションを検討する具体的な⼿順について解説いたします。
リノベーションの主な流れは以下の3ステージに分類できます。
| STAGE1 |
ライフプラン&資⾦計画 |
| STAGE2 |
具体的な使⽤の決定 |
| STAGE3 |
⼯事着⼯&完成 |
リノベーションの種類によって流れは異なる場合がございますが、上記の3ステージを更に区分することができます。
ワンストップリノベーションを利⽤する場合、物件探しから完成までの流れは以下のような流れになります
- 1.ご相談(ヒアリング)・
ライフプラン&資⾦計画
- 2.物件探し・ローン審査
- 3.設計デザイナーによる間取りの
ご提案・プラン決定
- 4.仕様・設備の決定
- 5.解体後の確認
- 6.中間確認
- 7.最終確認
- 8.完成
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リノベーションの
施工事例
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リノベーション向き物件の選び方
希望通りのリノベーションを実現するためには、物件選びが大切です
・希望の間取り変更ができる構造か
・建物の傷みや耐震性能を確認する
・周辺環境や治安を確認する
リノベーションで住まいの内装や設備を一新することはできますが、建物の周辺環境や治安は変えることができません。物件の購入前に、必ず現地を訪れましょう。できれば平日・週末、昼間・夜間など、曜日や時間帯を変えて街の雰囲気を確認すると安心です。治安や地域コミュニティの状況は、長く住む上での安心感に直結します。近年は災害への備えや高齢化が進む中で、良好な地域コミュニティの重要性が増しているため、周辺住民との関係性も確認しておくのがおすすめです。
・管理状況を確認する
マンションでは、管理状況の良し悪しが物件の価値に大きく影響します。例えば「エントランスや廊下の清掃が行き届いていない」「エレベーターや照明などの設備が故障したまま放置されている」といった状況の場合、管理組合が適切に機能していない可能性が高いです。また、修繕積立金の運用が適切でない場合、将来的な大規模修繕が困難になるリスクもあります。購入前に管理組合の活動内容や、修繕計画がどのように進められているかをしっかり確認し、管理状況行を見極めることが大切です。
→リノベーション向き物件の上手な選び方特徴や注意点も徹底解説
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まとめ
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リノベーション基礎知識
リノベーションの費用・お金に関する知識
リノベーションの事例集